ポリテクセンター兵庫(兵庫県尼崎市武庫豊町3-1-50)は、求職者や在職者を対象にした短期間の職業訓練を行う公共職業能力開発促進施設であり、機械CAD技術科、電気設備技術科、パワーエレクトロニクス科、住まいの点検サービス科などがあります。
- ポリテクセンター兵庫が実施している職業訓練
- ポリテクセンター兵庫 機械CAD技術科
- ポリテクセンター兵庫 ものづくり機械加工科
- ポリテクセンター兵庫 テクニカルメタルワーク科
- ポリテクセンター兵庫 電気設備技術科
- ポリテクセンター兵庫 生産管理ITサポート科
- ポリテクセンター兵庫 FAソリューション技術科
- ポリテクセンター兵庫 組込みシステム技術科
- ポリテクセンター兵庫 パワーエレクトロニクス科
- ポリテクセンター兵庫 IoTシステム技術科
- ポリテクセンター兵庫 住宅リフォーム技術科
- ポリテクセンター兵庫 建築施工・CAD科
- ポリテクセンター兵庫 住まいの点検サービス科
- ポリテクセンター兵庫 ビル設備サービス科
- ポリテクセンター兵庫(尼崎市) アクセス
- 失業保険(雇用保険の失業給付)と職業訓練受講給付金
ポリテクセンター兵庫が実施している職業訓練
ポリテクセンター兵庫では求職者の方を対象に、早期の再就職に必要な専門的知識・技術を取得するものづくり分野(機械、電気・電子、建築分野)を中心とした職業訓練を行っています。
- 訓練期間は、標準6カ月です。訓練コースにより異なります(4カ月、7カ月間の場合あり)。
- 訓練時間(標準)は、原則、平日の9:20~15:25です。ただし、行事や補講のため16:20までとなる場合があります。
ただし、次の訓練コースは、訓練時間が異なります。
住まいの点検サービス科:10:15~14:30
ものづくり機械加工科:9:00~16:00
※「ものづくり機械加工科」については、訓練4ヶ月目以降は、標準の訓練時間(9:20~15:25)での実施となります。
ポリテクセンター兵庫 機械CAD技術科
機械製図の基本(投影法やJIS機械製図法等)を理解し、分解した装置のスケッチ製図から2次元・3次元CADによる図面作成やモデリング等ができるように機械設計に関する知識と技術を基本から学びます。また、機械設計に必要となる力学や機械要素(ねじ、ベアリング等)をはじめ、加工精度や製造コストを意識した設計ができるよう工作機械による加工と測定も行います。
概ね55歳未満の方を対象にポリテクセンター内で実施する訓練と企業で実務を体験する訓練(企業実習)を組み合わせた訓練コースです。
修了後に期待される仕事の内容
- 機械設計(設計補助含む)
- CADオペレーター
- トレーサー
- 機械保守メンテナンス
- 技術営業
- 機械組立・検査
入所月
- 4月 訓練期間:6カ月 定員:18名
- 10月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員:5名
- 11月 訓練期間:6カ月 定員:10名
- 3月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員:5名
ポリテクセンター兵庫 ものづくり機械加工科
機械図面の読み取り及び図面に指示された機械部品を工作機械(普通旋盤、フライス盤、NC旋盤、マシニングセンタなど)を使って精度良く加工するための知識と技術・技能を習得します。
終了後に期待される仕事の内容
- 普通旋盤工
- NC旋盤工
- フライス盤工
- マシニングセンタ工
- 工作機械オペレーター
入所月
- 6月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員:5名
- 7月 訓練期間:6カ月 定員:8名
- 12月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員:5名
- 1月 訓練期間:6カ月 定員:15名
ポリテクセンター兵庫 テクニカルメタルワーク科
ものづくりには欠かせない溶接。製造業でよく使われる3種類の溶接方法(TIG溶接、炭酸ガスアーク溶接、被服アーク溶接)を習得します。また、溶接作業で必要な図面の読み取り、金属加工、溶接施工管理及び溶接部に欠陥がないかどうかを検査する方法なども学びます。
修了後に期待される仕事の内容
- 溶接工
- 製缶工
- 板金工
- 配管工
- 組立工
- ガス溶断工
- 溶接部の検査・評価
- 各種金属系製造業全般
入所月
- 4月 訓練期間:6カ月 定員15名
- 6月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員5名
- 7月 訓練期間:6カ月 定員8名
- 10月(導入講習付きコース) 訓練期間:6カ月 定員5名
- 11月 訓練期間:5カ月 定員10名
- 12月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員5名
- 1月 訓練期間:6カ月 定員10名
- 3月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員5名
ポリテクセンター兵庫 電気設備技術科
一般住宅から工場内の電気設備(高圧受電設備を含む)までの施工・保守に関する知識と技能・技術を習得します。また、自動制御装置等に使われるシーケンス制御回路の配線や太陽光システムの施工なども習得します。
概ね55歳未満の方を対象にポリテクセンター内で実施する訓練と企業で実務を体験する訓練(職場体験)を組み合わせた訓練コースです。
修了後に期待される仕事の内容
- 電気工事業(一般住宅、工場設備の配線工事・施工管理、電気設備の設置等)
- 設備保全管理(高圧受電設備の保守、検査等)
- 工場内設備管理
- 配電盤の設計・施工
- 制御盤製作(読図による組立、配線等)
入所月
- 9月 訓練期間:7カ月 定員:8名
- 2月 訓練期間:7カ月 定員:8名
ポリテクセンター兵庫 生産管理ITサポート科
ものづくり(製造業)には欠かせない”生産管理”。生産管理とは、生産計画に基づいて製品の生産から出荷・納品までを管理するものです。生産管理の業務は、原材料や部品の調達、工程、品質、原価、在庫管理など多岐にわたり重要な役割を担っています。 ものづくりに欠かせない生産管理に関する基本知識を学びます。また、近年、生産管理業務の効率化や生産性の向上を図るためにIT技術の導入が進んでいることから、生産管理業務の効率化や生産性向上に必要となる表計算ソフトの活用方法をはじめ、生産管理システムやネットワークの構築・管理に必要な知識・技術についても学びます。
修了後に期待される仕事の内容
- 生産関連事務
- ネットワークエンジニア(ネットワーク/サーバ構築・運用・保守)
- システムエンジニア(生産管理等のシステム設計・開発)
- プログラマ(業務系)
入所月
- 9月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員:5名
- 10月 訓練期間:6カ月 定員:20名
- 3月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員:5名
ポリテクセンター兵庫 FAソリューション技術科
私たちの身の回りには自動化された機械・装置(エレベーター、信号機をはじめ、生産工場にある生産ラインなど)が溢れ、私たちの暮らしを支え、便利で豊かな生活を実現してくれており、今やなくてはならないモノのひとつです。 機械や装置の自動化をはじめ、生産工場のオートメーション化(FA)に必要な知識・技術を基本から学びます。具体的にはPLCを中心とした制御プログラム、制御盤設計・製作、タッチパネルの作成、自動化システムの構築等を学びます。
修了後に期待される仕事の内容
- 制御盤設計・製作(組立、配線)
- 制御プログラム開発
- 制御システムの据付調整
- 生産ラインのオペレーション業務
- 設備保全
入所月
- 8月(導入講習付きコース) 訓練期間:6カ月 定員:5名
- 9月 訓練期間:5カ月 定員:15名
- 1月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員:5名
- 2月 訓練期間:6カ月 定員:15名
ポリテクセンター兵庫 組込みシステム技術科
私たちの身の回りには高度な機能を持つ機器(携帯電話、カーナビなど)があふれ、わたしたちの暮らしを豊かに、そして、便利にしています。そうした機器のほとんどは、特定の用途に向けてつくられ、専用のプログラムが組み込まれていることから、総称して「組込みシステム」と呼ばれています。そして、今、あらゆる「モノ」がインターネットにつながる時代を迎えています。 組込み技術とインターネット技術、Linuxに関する知識と技術を習得します。また、組込み技術者として必須のC言語をマイコンの仕組みを学びながら習得します。
修了後に期待される仕事の内容
- 組込み分野のプログラマー(PG)
- その他の分野のプログラマー
- 評価(テスト)エンジニア(TE)
- サーバー運用・管理技術者
入所月
- 6月訓練期間:6カ月 定員:20名
- 12月訓練期間:6カ月 定員:20名
ポリテクセンター兵庫 パワーエレクトロニクス科
テレビやパソコン、スマートフォン、タブレット端末、電気自動車など、社会にあふれる様々な電子機器は小型化・多機能化・省エネ化が急速に進んでいます。これらに欠かせない基盤技術が電子回路とパワーエレクトロニクスです。 電子機器の開発・製造に必要となる電子回路(アナログ、ディジタル)をはじめパワーエレクトロニクスに関する基本知識や回路の設計、製作、検証に関する知識・技術を習得します。ディジタル回路技術では、最新のSoC(System-on-Chip)FPGAを利用した制御システム設計技術について習得できます。また、ものづくり教材として簡易EVカー(電気自動車)を題材に基板及び制御プログラムの作成・改善・検証を行い、ものづくりの醍醐味を堪能できる内容となっています。
修了後に期待される仕事の内容
- 電子回路設計、HDLによるディジタル回路設計、基板製造、電子回路の試験、評価検証、プログラミング(制御系)など
- 電子回路設計
- HDLによるディジタル回路設計
- 基板製造、電子回路の試験、評価検証
- プログラミング(制御系)
入所月
- 10月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員:5名
- 11月 訓練期間:6カ月 定員:15名
ポリテクセンター兵庫 IoTシステム技術科
今、注目のIoT(Internet of Things)!! IoTシステムとは、「様々なモノをインターネットに接続し、その情報を収集・分析し、その結果を新しいサービスに結び付けていくシステム」のことです。IoTシステムの基盤技術(「センサ技術」「ネットワーク等の通信技術」「データベース技術」「AIやプログラミング技術」)を基本から学びます。そして、これらの技術を融合した生産システム(IoTシステム)の設計・構築や管理・保守に関する知識・技術を習得し、生産現場のIoT化を図り生産性の向上に取り組みます。
修了後に期待される仕事の内容
- IoT技術を活用したシステム設計・構築及び改善
- PLC制御の制御盤設計・製作
- シーケンスプログラム設計
- 生産ラインの試運転・保全
- 様々な分野のプログラマ
入所月
- 5月 訓練期間:6カ月 定員:20名
- 11月 訓練期間:6カ月 定員:20名
ポリテクセンター兵庫 住宅リフォーム技術科
木造住宅の骨組(躯体)・内外装の施工と内装の改修、リフォームにおける改修計画や積算・見積り、さらにCADを利用した建築図面の作成など、住宅の新築からリフォームまでの幅広い知識と技能を習得します。
修了後に期待される仕事の内容
- リフォームアドバイザー
- CADオペレーター
- 施工管理
- 建築大工などの各種職人
入所月
- 4月 訓練期間:6カ月 定員:15名
- 9月 訓練期間:5カ月 定員:15名
- 11月 訓練期間:5カ月 定員:15名
- 2月 訓練期間:5カ月 定員:15名
ポリテクセンター兵庫 建築施工・CAD科
中規模の建築物に用いられる鉄筋コンクリート造の施工管理に必要な知識と技術・技能を習得します。また、CADオペレーターとして働くために必要なCADによる建築図面(主に施工図)の作成技術を習得します。 概ね55歳未満の方を対象にポリテクセンター内で実施する訓練と企業で実務を体験する訓練(企業実習)を組み合わせた訓練コースです。
修了後に期待される仕事の内容
- 施工管理
- CADオペレーター
- 型枠大工・鉄筋工などの各種職人
- 建築営業
入所月
- 8月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員:5名
- 9月 訓練期間:6カ月 定員:10名
- 2月(導入講習付きコース) 訓練期間:7カ月 定員:5名
- 3月 訓練期間:6カ月 定員:15名
ポリテクセンター兵庫 住まいの点検サービス科
既存の住宅を点検・評価する方法を学ぶことに主眼をおいた訓練コースで、住宅点検としてのアフターサービスやメンテナンスができる人材を育成することを目指しています。 そのため、建築一般構造や建築図面の読解などの基礎知識の習得に始まり、住宅の点検(内外装・躯体・設備)や衛生器具の取付けまで座学と実習を通して学んでいきます。もちろん、建築業界で働くために必須となるCADの操作方法についても学びます。 1日の訓練時間が4時間(10:15~14:30)、訓練期間が4ヶ月間の『短時間訓練コース』です。
修了後に期待される仕事の内容
- 既存住宅点検員
- 竣工前検査員
- 建築設備設計補助
- CADオペレーター
- 建築・不動産営業
入所月
- 4月(導入講習付きコース) 訓練期間:5カ月 定員:5名
- 5月 訓練期間:4カ月 定員:15名
- 10月(導入講習付きコース) 訓練期間:5カ月 定員:5名
- 11月 訓練期間:4カ月 定員:15名
ポリテクセンター兵庫 ビル設備サービス科
ビル設備を正常な状態に維持するための技能を習得するにあたって、各種設備の原理や構成を学ぶことからはじめます。さらに、実習を通して、その設備のあるべき状態を理解すると共に各種設備の運転・管理方法などを習得します。
修了後に期待される仕事の内容
- ビル設備管理
- 施設設備管理
入所月
- 4月 訓練期間:6カ月 定員:24名
- 9月 訓練期間:5カ月 定員:24名
- 11月 訓練期間:5カ月 定員:24名
- 2月 訓練期間:5カ月 定員:24名
ポリテクセンター兵庫(尼崎市) アクセス
住所:〒661-0045 兵庫県尼崎市武庫豊町3-1-50
TEL:06-6431-7276
URL: https://www3.jeed.go.jp/hyogo/poly/
失業保険(雇用保険の失業給付)と職業訓練受講給付金
受講料は、無料です。但しテキスト代、作業服代は、実費(2,000円~15,000円程度)が必要となります。(テキスト代は受講される科によって異なります。科によっては、帽子、安全靴等もご準備していただきます。)また、訓練中のけが等に対する任意加入の「職業訓練生総合保険」がございます。(約5,000円程度)
なお、デュアルコース(企業実習付きコース)を受講される場合は、必ず「職業訓練生総合保険」に加入していただきます。
雇用保険受給資格者の方が、ハローワークの指示を受けて訓練を受講した場合は、雇用保険の失業給付が支給されます。雇用保険を受給できない方も、一定の要件を満たす場合は、職業訓練受講給付金が支給されます。詳しくは、居住地を管轄するハローワークにご相談ください。
通所は、公共交通機関の利用が原則ですが、自動車、バイク、自転車を使用した通所も可能です。雇用保険受給資格者の方で、ハローワークから受講指示を受けた方については、合理的、経済的経路により算定された通所手当が支給されます。また、自動車等を使用した通所の場合、一定の距離以上の条件を満たせば一定額の通所手当が支給されます。
但し、支給金額には上限がございますので、ご注意ください。
なお、雇用保険受給資格者以外の方につきましては、居住地を管轄するハローワークにご相談ください。