ポリテクセンター宮崎(宮崎県宮崎市大字恒久4241番地)は、求職者や在職者を対象にした短期間の職業訓練を行う公共職業能力開発促進施設であり、機械設備保全科 、住宅リフォーム技術科、電気設備技術科、ビル設備サービス科などがあります。
ポリテクセンター宮崎が実施している職業訓練
ポリテクセンター宮崎では、求職者の方(主に雇用保険を受給されている方)を対象に、地域企業の人材ニーズに即した訓練カリキュラムによるものづくり分野に 関する専門的技能・知識を習得するための6か月又は7か月の職業訓練を行っています。
求職者の方は、就職に必要な実践的技能・知識について、基礎から応用まで学ぶことができます。
ポリテクセンター宮崎 CAD・NC加工科
訓練目標
物を作るには図面を必要としますが、パソコンを使って図面を描くことにより難しい図面作成が簡単にできるようになりました。
また、物を作るには熟練技能が必要とされていたのですが、コンピュータを搭載した機械により 物を作ることで熟練を必要としなくなりました。
CAD・NC加工科では、図面作成から物を作り出す技能及び関連知識を習得できます。
開講月(定員)
- 6月開講(定員15名)
- 9月開講(定員15名)
- 12月開講(定員15名)
- 3月開講(定員15名)
ポリテクセンター宮崎 機械設備保全科 (企業実習付)
訓練目標
「ものづくり」の基本となる機械図面の読み方・測定技術を先駆け、機械加工のベースとなる旋盤・フライス盤の機械操作習得から技能検定2級レベルの技能習得まで訓練していきます。
溶接作業では基本的な知識・技能を習得することにより資格を得られる訓練を行います。
また、機械・電気の保全に関する訓練を行い、作業者のみならずメンテナンスもできる作業者を目指し、実践的な技能と知識の習得ができます。
さらに、県内各製造業企業の協力により実施している「企業実習」では、実際の現場で実習を行い、その経験から実践的な技能と知識の習得ができます。
その他、パソコンやNC旋盤・マシニングセンタの基本的なプログラミングも訓練で習得できます。
開講月(定員)
- 6月開講 (定員13名)
- 12月開講(13名)
ポリテクセンター宮崎 金属加工技術科
訓練目標
金属でものを作るには、「金属を切る」、「折り曲げる」、「金属を接合する」などの技能・技術が欠かせません。訓練では、これら機械板金および各種溶接法など、求人企業から求められている基本的な技能・技術を習得できます。
そして、時代の変化にも通用する生涯にわたる技術の基礎づくりを目指します。
訓練修了時には、幅広い金属関連産業への就職に対応できるようにしています。
開講月(定員)
- 5月開講(定員12名)
- 8月開講(定員12名)
- 11月開講(定員12名)
- 2月開講(定員12名)
ポリテクセンター宮崎 電気設備技術科
訓練目標
電気設備技術科には、「電気工事」と「シーケンス制御」の2つの仕上がり像があります。
電気工事分野では、電気の基礎知識を学び、一般家庭の屋内配線演習(CAD設計、太陽光発電、消防設備)の実技を行います。
シーケンス制御分野では、信号機・コンベアなどで使われている電気制御について学びます。
開講月(定員)
- 4月開講(定員15名)
- 7月開講(定員15名)
- 10月開講(定員15名)
- 1月開講(定員15名)
ポリテクセンター宮崎 電気設備保全科 (企業実習付)
訓練目標
電気設備保全科(企業実習付)では、大きく分けて「電気工事」、「シーケンス制御」、「企業実習」の3つの訓練があります。
「電気工事」では、建物の中の照明や壁に埋まっているスイッチなどの配線、施工方法を学びます。
また、「シーケンス制御」では、工場のベルトコンベアやリフト、エレベータなどで使われる技術で、電気の力で機械の動きを制御する技術を学びます。
さらに、「企業実習」では、県内にある電気関連の企業で1ヶ月間企業実習を行い、実際の現場での技術・技能を学びます。
開講月(定員)
- 8月開講(定員15名)
- 2月開講(定員15名)
ポリテクセンター宮崎 ビル設備サービス科
訓練目標
ビル設備サービス科では、「電気工事」と「給排水設備」の2つの仕上がり像があります。
電気工事分野では、オームの法則などの基礎から一般住宅の屋内配線工事に必要な施工技術や設備CAD、エアコンの技術を学びます。
また、給排水設備分野では、ビルの主要設備である上下水道の施工技術や衛生器具の施工技術を学びます。
開講月(定員)
- 4月開講(定員17名)
- 7月開講(定員17名)
- 10月開講(定員17名)
- 1月開講(定員17名)
ポリテクセンター宮崎 住宅リフォーム技術科
訓練目標
住宅リフォーム技術科では、住宅の施工職と営業・設計職の2つの仕上がり像があります。
主な内容は、建築設計補助などの業務に必要な各種建築知識と建築CAD技術、福祉住環境コーディネート技術に加え、ホームセンター販売員、建築現場作業員などの業務に必要な木造住宅施工技術、住宅リフォーム技術です。
開講月(定員)
- 4月開講(定員17名)
- 7月開講(定員17名)
- 10月開講(定員17名)
- 1月開講(定員17名)
ポリテクセンター宮崎(宮崎市) アクセス
住所:〒880-0916 宮崎県宮崎市大字恒久4241番地
TEL:0985-51-1511
URL: https://www3.jeed.go.jp/miyazaki/poly/
失業保険(雇用保険の失業給付)と職業訓練受講給付金
受講料は、無料です。但しテキスト代、作業服代は、実費(2,000円~15,000円程度)が必要となります。(テキスト代は受講される科によって異なります。科によっては、帽子、安全靴等もご準備していただきます。)また、訓練中のけが等に対する任意加入の「職業訓練生総合保険」がございます。(約5,000円程度)
なお、デュアルコース(企業実習付きコース)を受講される場合は、必ず「職業訓練生総合保険」に加入していただきます。
雇用保険受給資格者の方が、ハローワークの指示を受けて訓練を受講した場合は、雇用保険の失業給付が支給されます。雇用保険を受給できない方も、一定の要件を満たす場合は、職業訓練受講給付金が支給されます。詳しくは、居住地を管轄するハローワークにご相談ください。
通所は、公共交通機関の利用が原則ですが、自動車、バイク、自転車を使用した通所も可能です。雇用保険受給資格者の方で、ハローワークから受講指示を受けた方については、合理的、経済的経路により算定された通所手当が支給されます。また、自動車等を使用した通所の場合、一定の距離以上の条件を満たせば一定額の通所手当が支給されます。
但し、支給金額には上限がございますので、ご注意ください。
なお、雇用保険受給資格者以外の方につきましては、居住地を管轄するハローワークにご相談ください。