ポリテクセンター沖縄(沖縄県中頭郡北谷町字吉原728番地の6)は、求職者や在職者を対象にした短期間の職業訓練を行う公共職業能力開発促進施設であり、ITサポート科、運輸機械サービス科、住宅リフォーム技術科、電気設備技術科などがあります。
ポリテクセンター沖縄が実施している職業訓練
ポリテクセンター沖縄では、求職者の方(主に雇用保険を受給されている方)を対象に、地域企業の人材ニーズに即した訓練カリキュラムによるものづくり分野に関する専門的技能・知識を習得するための6ヶ月又は7ヶ月の職業訓練を行っています。
求職者の方は、就職に必要な実践的技能・知識について、基礎から応用まで学ぶことができます。
ポリテクセンター沖縄 ITサポート科
訓練では、ネットワーク機器に触れて設定をしたり、コンピュータにLinuxをインストールするところから知識を身に付けて、Webサーバなどを構築します。
また、プログラミング言語はJavaを基礎から学び、WebシステムやAndroidアプリの開発をします。これらの技能・技術を活用して生産支援システムの開発等を行います。
ポリテクセンター沖縄 ビル管理技術科(企業実習付き)
訓練では、電気設備、給排水衛生設備、空調設備、防災設備の施工及び管理に必要な技能・技術を身に付けることができます。また、現場作業で必要となる事の多い資格「ガス溶接技能講習」「小型車両系建設機械特別教育」を取得することができます。
さらに、この訓練コースでは約1ヶ月の企業実習があります。原則、受講生の方々の希望とする企業で実習を行い、前半4ヶ月で学んだ知識・技能を活かして現場における技術を学びますので、より即戦力となる技能・技術の習得ができます。
ポリテクセンター沖縄 溶接ものづくり科
訓練ではアーク溶接特別教育といった安全教育のほか、被覆アーク溶接・半自動溶接・TIG溶接の各種溶接技術を、まずはJIS溶接技能者評価試験の基本級レベルで習得します。その後、各種溶接姿勢の訓練を行います。また、プレス加工・工場板金・打ち出し板金(自動車板金)といった機械・手板金の技能を習得します。そして構造物運搬では大きな構造物等を運搬する技能及び資格を得ることができます。
ポリテクセンター沖縄 運輸機械サービス科
訓練では、荷役機械の運転操作や物流業務の考え方および建設機械の運転操作方法を学び、それ等の業務に不可欠な専門知識および技能技術を習得します。また、訓練修了時の仕上がり像を2つ設定し、関連職種に幅広く対応できるようにしています。
ポリテクセンター沖縄 RC造施工技術科(企業実習付き)
訓練は、建築分野における技術職を目指した内容です。住宅の構造や法規等の基本知識、パソコンを利用した文書・建築図面の作成技術、リフォーム工事の見積り等を習得し、木工事と各種建築施工(タイル・塗装・鉄筋・型枠施工)の施工法とそれに関わる知識、小型移動式クレーン運転・玉掛け技能などの建築資材の搬入に必要な技能・技術と関連知識を習得します。施設内訓練後、約1ヶ月間の企業実習を行い、現場における実践的な技能・技術を習得します。
ポリテクセンター沖縄 住宅リフォーム技術科
訓練では、住宅の構造や法規等の基本知識、パソコン活用技術や建築図面作成技術などを習得します。
また、建築構造理解として、木工事をベースとした模擬家屋実習を行い、施工法を習得します。
基礎知識+施工法の実習を通じて学んだ要素を軸にインテリア設計などの分野に携わる人材を育成します。
ポリテクセンター沖縄 ビル管理技術科
訓練では、電気設備・自動火災報知設備・給排水衛生設備・空調設備の施工及び管理、パソコンによるCAD作業等、建築設備に必要な技能と関連知識を身に付けることができます。
ポリテクセンター沖縄 電気設備技術科
電気設備技術科の訓練では、大きく分類すると2つの技能・技術、知識を習得できます。1つ目は、電気工事に関する施工方法、もう1つは、シーケンス制御及びPC制御に関する設計・施工方法です。この他にも、高圧受電設備、太陽光発電設備、消防設備など、電気設備に関する幅広い知識、技能・技術を習得できます。
ポリテクセンター沖縄 組込みシステムエンジニア科
「組込みシステムエンジニア科」では、マイコンや電子回路の知識、CとJava言語によるプログラミング、Android端末のアプリ開発等を学び、グループワークにより組込みシステム開発を修得します。
ポリテクセンター沖縄(北谷町) アクセス
住所:〒904-0105 沖縄県中頭郡北谷町字吉原728番地の6
TEL:098-936-1755
URL: https://www3.jeed.go.jp/okinawa/poly/
失業保険(雇用保険の失業給付)と職業訓練受講給付金
受講料は、無料です。但しテキスト代、作業服代は、実費(2,000円~15,000円程度)が必要となります。(テキスト代は受講される科によって異なります。科によっては、帽子、安全靴等もご準備していただきます。)また、訓練中のけが等に対する任意加入の「職業訓練生総合保険」がございます。(約5,000円程度)
なお、デュアルコース(企業実習付きコース)を受講される場合は、必ず「職業訓練生総合保険」に加入していただきます。
雇用保険受給資格者の方が、ハローワークの指示を受けて訓練を受講した場合は、雇用保険の失業給付が支給されます。雇用保険を受給できない方も、一定の要件を満たす場合は、職業訓練受講給付金が支給されます。詳しくは、居住地を管轄するハローワークにご相談ください。
通所は、公共交通機関の利用が原則ですが、自動車、バイク、自転車を使用した通所も可能です。雇用保険受給資格者の方で、ハローワークから受講指示を受けた方については、合理的、経済的経路により算定された通所手当が支給されます。また、自動車等を使用した通所の場合、一定の距離以上の条件を満たせば一定額の通所手当が支給されます。
但し、支給金額には上限がございますので、ご注意ください。
なお、雇用保険受給資格者以外の方につきましては、居住地を管轄するハローワークにご相談ください。