ポリテクセンター大分(大分県大分市大字皆春1483番地の1)は、求職者や在職者を対象にした短期間の職業訓練を行う公共職業能力開発促進施設であり、機械・CADオペレーション科、ものづくりアシスタント科、溶接施工技術科、電気システム科などがあります。
ポリテクセンター大分が実施している職業訓練
ポリテクセンター大分では、求職者の方を対象に、地域企業の人材ニーズに即した訓練カリキュラムによるものづくり分野に関する専門的技能・知識を習得するため、6ヶ月から7ヶ月の職業訓練を行っています。
求職者の方は、就職に必要な実践的技能・知識について、基礎から応用まで学ぶことができます。
ポリテクセンター大分 機械・CADオペレーション科
訓練目標
機械部品・装置等の製作に必要な加工技術と製図技能の習得を目指します。加工技術では、汎用工作機械による加工知識の習得、NC工作機械のプログラミング技能及び機械操作を行います。製図技能では、機械製図の知識の習得、2次元CAD・3次元CADの操作及び作図技能の習得を目指し、ものづくりに必要な知識・技能を有する人材を育成します。
開講日程
- 5月開講(定員15名)
- 11月開講(定員15名)
ポリテクセンター大分 ものづくりアシスタント科(女性対象)
訓練目標
製造業で働く事務系人材が身に着けていると役立つ3つのスキルの習得を目指します。3つのスキルとは、①経理・簿記の知識、②機械図面の知識と2次元CAD操作技術、③企画・プレゼンテーション技術です
開講日程
- 5月開講(定員15名)
- 11月開講(定員15名)
ポリテクセンター大分 3D CAD活用科
訓練目標
3D CAD活用科の訓練は、3次元CAD技術をコアの技術と考え、3次元CADの操作スキルの習得を目指しています。また、その周りを固める技術・技能として、機械製図・2次元CAD技術・金属加工技術・3Dプリンターを使ったラピッドプロトタイピング技術(RP技術)・射出成形金型関連技術を学んでいきます。
開講日程
- 8月開講(定員20名)
- 2月開講(定員20名)
ポリテクセンター大分 溶接施工技術科
訓練目標
ものづくり分野である金属加工の中で溶接とは金属の接合方法の一つであり、造船や構造物等幅広い分野で使用されている重要な技術です。訓練ではその溶接施工方法とともにものづくりに必要な知識・技能の習得及び安全知識の習得を目指します。
開講日程
- 5月開講(定員12名)
- 8月開講(定員12名)
- 11月開講(定員12名)
- 2月開講(定員12名)
ポリテクセンター大分 電気システム科
訓練目標
電気システム科では、近年の高度化、IT化に対応した電気設備分野の各種仕事に対応できる人材育成を目標に、電気設備工事、電気設備の保守・管理の技能・技術が習得できる訓練を実施します。電気設備工事として、配線設計、電気工事、情報通信工事(LAN)業務に必要な技能・技術を習得します。電気設備の保守・管理(メンテナンス)業務に必要な、電気制御技術(シーケンス制御)、PLC回路制御技術、受変電設備の技能・技術を習得します。
開講日程
- 9月開講(定員15名)
- 3月開講(定員15名)
ポリテクセンター大分 電気システム科(デュアル)
訓練目標
屋内電気工事について、住宅・ビル・工場における電気設備の設計・施工及び電気設備の保守管理業務に関する関連知識を習得します。配線設計に関する関連知識を習得するとともに、制御盤製作に関する技能及び関連知識を習得します。最後に1ヶ月間の企業実習とそれに対するフォローアップ訓練を行い、より実践的な訓練内容となっています。
開講日程
- 6月開講(定員13名)
- 12月開講(定員13名)
ポリテクセンター大分 建築CAD・リフォーム技術科
訓練目標
木造住宅(在来軸組構法)工事を中心に、建築の基礎知識および技能について習得することで、建築業界や不動産業界などの様々な関連職種への再就職を目的とした訓練コースです。具体的には、木造住宅の構造などの基礎知識をはじめ、関係法令やCADによる建築図面作成手法などに関するカリキュラムにより、建築図面作成ができることを目的とした訓練を3ヶ月間取り組みます。また、大工手工具、電動工具などの取扱いなどの基礎技術を習得後、模擬家屋などを活用しながら、木工事・内装工事・リフォーム工事などに関連する技術の習得を目的とした訓練を訓練を3ヶ月間取り組みます。
開講日程
- 5月開講(定員17名)
- 8月開講(定員17名)
- 11月開講(定員17名)
- 2月開講(定員17名)
ポリテクセンター大分 設備技術科
訓練目標
工場・住宅に施設されている設備への基本的な施工について、またその保守と故障個所の発見と対処の方法について学びます。ビルの空調・給排水衛生設備の保守管理技術及びPCによるデータ作成、電気設備とシーケンスについて、ボイラーの取扱い技術、空調設備の保守管理技術などの技能や工場内に多く存在する油圧・空気圧回路の基礎的な知識と保全を身に付けるとともに、企業から求められている専門知識及び技術・技能が習得できます。また、訓練修了時の仕上がり像を2つ設定し、関連職種に幅広く対応できるようにしています。
開講日程
- 5月開講(定員15名)
- 8月開講(定員15名)
- 11月開講(定員15名)
- 2月開講(定員15名)
【導入講習とは??】
実践的、専門的な職業訓練を受講するために、訓練開始前の1ヶ月間に訓練受講に必要な基礎的能力を付与するための講習です。講習内容は、就職のための職業能力開発の導入、チームで働く力、考え行動する力、パソコン基礎操作等を学びます。
ポリテクセンター大分(大分市) アクセス
住所:〒870-0131 大分県大分市大字皆春1483番地の1
TEL:097-522-2171
URL: https://www3.jeed.go.jp/oita/poly/
失業保険(雇用保険の失業給付)と職業訓練受講給付金
受講料無料で、但しテキスト代、作業服代は、実費(2,000円~15,000円程度)が必要となります。(テキスト代は受講される科によって異なります。科によっては、帽子、安全靴等もご準備していただきます。)また、訓練中のけが等に対する任意加入の「職業訓練生総合保険」がございます。(約5,000円程度)
なお、デュアルコース(企業実習付きコース)を受講される場合は、必ず「職業訓練生総合保険」に加入していただきます。
雇用保険受給資格者の方が、ハローワークの指示を受けて訓練を受講した場合は、雇用保険の失業給付が支給されます。雇用保険を受給できない方も、一定の要件を満たす場合は、職業訓練受講給付金が支給されます。詳しくは、居住地を管轄するハローワークにご相談ください。
通所は、公共交通機関の利用が原則ですが、自動車、バイク、自転車を使用した通所も可能です。雇用保険受給資格者の方で、ハローワークから受講指示を受けた方については、合理的、経済的経路により算定された通所手当が支給されます。また、自動車等を使用した通所の場合、一定の距離以上の条件を満たせば一定額の通所手当が支給されます。
但し、支給金額には上限がございますので、ご注意ください。
なお、雇用保険受給資格者以外の方につきましては、居住地を管轄するハローワークにご相談ください。