ポリテクセンター富山(富山県高岡市八ヶ55)は、求職者や在職者を対象にした短期間の職業訓練を行う公共職業能力開発促進施設であり、ものづくり機械加工科、テクニカルメタルワーク科、電気設備技術科、組込みソフトウェア科などがあります。
ポリテクセンター富山が実施している職業訓練
ポリテクセンター富山では、求職者の方(主に雇用保険を受給されている方)を対象に、地域企業の人材ニーズに即した訓練カリキュラムによるものづくり分野に 関する専門的技能・知識を習得するための6か月又は7か月の職業訓練を行っています。
求職者の方は、就職に必要な実践的技能・知識について、基礎から応用まで学ぶことができます。
ポリテクセンター富山 CAD/CAM技術科
訓練目標
IT化された「ものづくり」に対応できる人材(CAD/CAMオペレータ・NCオペレータ等)を養成します。
機械製図、2次元CADを用いた図面の作成、3次元CADによる立体形状のモデリングとアセンブリ、CAMによる加工などの技能・技術と知識を習得します。
また、基本的な機械加工法(旋盤・フライス盤)とマシニングセンタ、NC旋盤、ワイヤカット放電加工機等のNC工作機械に関する技能・技術と知識を習得します。
※7月・10月・1月・4月(2021年度)開講のコースはより初心者の方向けの導入講習付のコースとなっています。
開講日程
- 4月開講(定員20名※)※3月開講の導入講習付コースの受講者
と合わせて20名 - 7月開講(定員10名)
- 8月開講(定員20名※)※7月開講の導入講習付コースの受講者
と合わせて20名 - 10月開講(1)(定員10名)
- 10月開講(2)(定員20名※)※10月開講の導入講習付コースの受講者
と合わせて20名 - 1月開講(定員10名)
- 2月開講(定員20名※)※1月開講の導入講習付コースの受講
者と合わせて20名 - 4月(2021年度)開講(定員10名)
ポリテクセンター富山 ものづくり機械加工科<若年者コース企業実習付>
訓練目標
機械加工に関する実践的技能と技術を習得し、産業基盤となる「ものづくり」に携わる人材を養成します。
機械加工に関する知識を学ぶとともに、汎用工作機械(旋盤・フライス盤)による実習で高精度かつ効率的な加工に要する技能や知識を習得します。
また、NC工作機械(NC旋盤・マシニングセンタ等)の実習でプログラミング・機械操作・段取り等の技能と技術を習得します。
さらに、1ヶ月間企業実習を行うことで、再就職へ有利に導くことができます。
※企業実習が含まれるため、職業訓練生総合保険に加入していただきます。
開講日程
- 8月開講(定員12名)
- 2月開講(定員12名)
ポリテクセンター富山 CAD/NC技術科
訓練目標
多くの工業製品はCADで設計し、そのCADデータや図面を基に工作機械で加工を行い製造されています。CAD/NC技術科ではJIS規格に準じた機械製図の読み方・描き方や加工の知識を学び、CADによる図面作成、NC工作機械のプログラムと機械操作、さらに3Dプリンタを使った造形技術を学びます。
開講日程
- 4月開講(定員12名)
- 10月開講(定員12名)
ポリテクセンター富山 テクニカルメタルワーク科
訓練目標
被覆アーク溶接、炭酸ガス溶接による鉄鋼材の各種溶接施工、段取り作業に関する技能と知識を習得し、あわせてステンレス鋼、アルミニウム合金の溶接と溶接構造物の試験・検査および溶接施工の管理監督ができる技能と技術を習得します。
開講日程
- 5月開講(定員10名)
- 9月開講(定員10名)
- 11月開講(定員10名)
- 3月開講(定員10名)
ポリテクセンター富山 電気設備技術科
訓練目標
電力会社から送られてくる電気を安全に使用するための「電気工事」に必要な技能と知識を習得します。また、電気設備機器※1の施工・保守・点検方法より「電気設備管理※2」に必要な技能と知識を習得します。
※1 分電盤・照明器具・コンセント・エアコン等の電気を使用する機械・器具のこと
※2 施設内の電気設備が問題なく使用できるように保守・点検する仕事のこと
開講日程
- 4月開講(定員15名)
- 8月開講(定員15名)
- 10月開講(定員15名)
ポリテクセンター富山 電気設備技術科<若年者コース職場体験付>
訓練目標
電気設備技術科と同じ内容の施設内訓練に加え、約10日間の職場体験を行います。また、職場体験後のフォローアップ訓練を行うことで、現場で習得した実践的技能・技術や実務における問題点等を振り返ることができ、就職活動を有利に進めることができます。 ※企業実習が含まれるため、職業訓練生総合保険に加入していただきます。
開講日程
- 2月開講(定員12名)
ポリテクセンター富山 IoT生産システム科(スマート生産サポート科)<導入講習付>
訓練目標
ものづくりを行う製造現場の生産活動を支援するシステムやアプリケーション開発などを構築する、ICT技術者として求められる基本的な技術を習得します。 情報処理に必要な技術(ネットワーク構築、サーバ構築、Javaプログラミングなど)および、PLCによる生産ラインやタブレット端末を活用した生産支援システムの技術を、実習を通して身につけることができます。
開講日程
- 4月開講(定員20名)
- 10月開講(定員20名)
ポリテクセンター富山 組込みソフトウェア科(組込みマイコン技術科)
訓練目標
家電製品、産業用機器、医療用機器などのほとんどにはコンピュータが入っています。このコンピュータを用いて様々な機能を実現させる技術が「組込みソフトウェア」です。 電子回路などのハードウェアとプログラミングによるソフトウェアの両面から、組込みソフトウェアに必要な知識を学びます。 各種実習を通して、組込み技術者に必要な技能・技術と知識を習得します。
開講日程
- 8月開講(定員18名)
- 2月開講(定員18名)
※ 導入訓練 6ヶ月の本訓練の前に、ITの基礎的な知識と社会人としての必要な心構えを身につけ、スムーズに本訓練へと移行できることを目指した訓練で、訓練期間は約1ヶ月です。 ※ 若年者コース 概ね45歳未満の求職者の方で、パート及びアルバイト等の不安定な就労から早期安定就労を希望している方々等を対象として、再就職に必要な技能・知識の習得及び実践的な能力の向上を図るため、施設内訓練と、企業において仕事を経験する訓練を組み合わせたコースです。
ポリテクセンター富山(高岡市) アクセス
住所:〒933-0982 富山県高岡市八ヶ55
TEL:0766-22-2738
URL: https://www3.jeed.go.jp/toyama/poly/
失業保険(雇用保険の失業給付)と職業訓練受講給付金
受講料は、無料です。但しテキスト代、作業服代は、実費(2,000円~15,000円程度)が必要となります。(テキスト代は受講される科によって異なります。科によっては、帽子、安全靴等もご準備していただきます。)また、訓練中のけが等に対する任意加入の「職業訓練生総合保険」がございます。(約5,000円程度)
なお、デュアルコース(企業実習付きコース)を受講される場合は、必ず「職業訓練生総合保険」に加入していただきます。
雇用保険受給資格者の方が、ハローワークの指示を受けて訓練を受講した場合は、雇用保険の失業給付が支給されます。雇用保険を受給できない方も、一定の要件を満たす場合は、職業訓練受講給付金が支給されます。詳しくは、居住地を管轄するハローワークにご相談ください。
通所は、公共交通機関の利用が原則ですが、自動車、バイク、自転車を使用した通所も可能です。雇用保険受給資格者の方で、ハローワークから受講指示を受けた方については、合理的、経済的経路により算定された通所手当が支給されます。また、自動車等を使用した通所の場合、一定の距離以上の条件を満たせば一定額の通所手当が支給されます。
但し、支給金額には上限がございますので、ご注意ください。
なお、雇用保険受給資格者以外の方につきましては、居住地を管轄するハローワークにご相談ください。