広島県で職業訓練の機械CADコース・建築CADコースでは、ポリテクセンター広島(広島県広島市中区光南5-2-65)の建築CAD住環境計画科で、住環境を理解し、住宅改修の施工専門家と連携をとりながら最適な住環境計画の提案に必要な技術、住宅の省エネルギー化と住環境に対応したインテリア施工及び設備施工の技術を習得します。
ポリテクセンター広島 建築CAD住環境計画科
座学【3ヵ月】 住環境を理解し、住宅改修の施工専門家と連携をとりながらクライアントに最適な住環境計画の提案に必要な技術を習得します。
実習【3ヵ月】 住宅の省エネルギー化と住環境に対応したインテリア施工及び設備施工の提案に必要な技術を習得します。
CAD講座・CADオペレーターコースの学科と実技
1ヶ月目
建築概論建築物・住環境の一般知識、関係法令、各種助成制度を理解します。
1.建築一般構造
2. 建築法規
3.室内環境、福祉住環境、防犯・安全性、省エネルギーに対応した計画概論
【任意受験】・福祉住環境コーディネーター(2級・3級)
2ヶ月目
住環境設備施工計画住宅の省エネルギー化等に配慮した住宅設備や計画方法について理解し、住宅設備の計画に関する技能・技術を習得します。
1.住宅設備改修の概要と具体事例
2. 住宅設備コーディネート
3.住宅のインテイリアコーディネート
【任意受験】・インテリアコーディネーター
3ヶ月目
建築CAD&建築3次元シミュレーション(提案資料の作成)3次元CADデータの作成やレンダリング、画像合成によるシミュレーション手法を習得します。また、CADデータのプレゼンテーション活用、ITによる顧客獲得プレゼンテーション技術・知識を習得します。
1.2次元 CAD による各種建築図面作成
2.建築3次元CADによるデータ作成、レンダリングと建築シミュレーション
【任意受験】・建築CAD検定(2級)
4ヶ月目
建築積算・木工機械の使い方工事工程の作成、積算、見積などを提示できるパソコン操作と知識・技術を習得します。
1.住宅工事の工程計画と積算
2.大工用工具の取り扱い
5ヶ月目
内装下地施工・電気設備施工住宅の内装下地、電気配線及びエコ電気設備の施工に関する技能・知識を習得します。
1.住宅照明・コンセント・ホームネットワーク・セキュリティ設備施工
2.住宅エコ電気設備施工(オール電化)
3.内装下地施工
6ヶ月目
内装仕上げ施工・衛生機器の取り付け・福祉設備住宅内装施工、便所・洗面の取り付け及び住宅の省エネ対策と高齢者に配慮したインテリア施工に関する技能・知識を習得します。
1.内装仕上施工
2.便器、洗面器の取り付け
3.福祉住環境整備計画・施工(手すりの取り付け)
[任意取得可能な資格]
建築CAD検定(年 2~4 回開催)〔一般社団法人 全国建築 CAD 連盟〕
この「建築CAD検定試験」は文字通り建築用図面を「CAD」を使って描く技量を測るもので、受験者数・規模ともに、日本では最大級と評されています。
インテリアコーディネーター資格試験(年 1 回開催) 〔インテリア産業協会〕
インテリアコーディネーターは「どんな風に暮らしたいか」をヒアリングし、「こんな雰囲気の空間に住みたい」というアバウトな要望を具体的に住まい手のライフスタイルに合った住空間に導きます。
インテリアや住宅や商品に関する幅広い知識・専門的な技術などを駆使し、家具やカーテン、照明等の商品をトータルにプロデュースすることがインテリアコーディネーターの仕事とされています
福祉住環境コーディネーター検定試験(年2回開催) 〔東京商工会議所〕
福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者に対し、できるだけ自立し、生き生きと生活できる住環境を提案するアドバイザーです。医療・福祉・建築について体系的に幅広い知識を身に付け、各種の専門家と連携を取りながら、クライアントに適切な住宅改修プランを提示します。
機械CAD・建築CAD、CADオペレーターのお仕事
CADの仕事は機械や部品、建築物の設計をCADデータに入力するオペレーション業務です。また図面データの修正などをパソコンのCADソフトを使って行うこともあります。
自動車、通信機器などあらゆる工業製品からアパレルの分野まで幅広くCADが必要とされていますから、活躍できる場が非常に広い職種といえるでしょう。また最近は設計図をもとに3次元アニメーションを制作するためのデータ加工やカタログ、パンフレット、さらにはプレゼン資料用に設計図や立面図を2次元加工する、といったようにCAD関連の仕事も多様化しており、メジャーなCADソフトが使いこなせる人であれば、スキルや経験は十分でなくても裾野の広い多彩な仕事にエントリーできるチャンスが広がっています。
身に付くスキルとステップアップ
一般的にスクールなどで学ぶCADソフトはAutoCADやJW_CADなどの汎用CADが多いと思います。建築現場などのCADではこれらの汎用CADが広く使われていますが、電気・電子・機械の現場で使用するCADは必ずしも汎用CADとは限りません。
たとえば機械設計の現場では「メカCAD」と呼ばれる機械用CADが使われることも多く、また電子部品の回路図などを扱う現場では電子系CADが使われます。もちろんCADの基本的な考え方としてはそれぞれ共通する点も多く、ひとつのCADソフトを習得しておけば、それ以外のソフトについての習熟度も早くなります。一般的なCADスキルを持つ人に対してOJTで高い専門スキルを身に付けられるよう養成しようという職場もたくさんありますから、積極的に取り組んでみてください。
CADオペレーター
CADオペレーターの職種は、機械系・建築系・電気系・土木系など分野が分かれます。
未経験の方でも、CADスクールや職業訓練校で基礎を学ばれた場合には就業いただけるチャンスがあります。資格よりも経験重視の職種ですが、実務未経験の方はCAD利用技術者基礎試験や3次元CAD利用技術者試験などを取得されるとアピールに繋がると思います。
分野や企業によって使用するCADツールが違いますが、3DCAD経験者は優遇されるお仕事が多く発生します。また、お仕事を進めるには、設計者との打合せなど関連部署とのコミュニケーション能力も重要視されます。
職業訓練と雇用保険の失業給付(基本手当・受講手当・通所手当)
基本手当とは
雇用保険の被保険者の方が離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職するために支給されるものです。雇用保険の一般被保険者に対する求職者給付の基本手当の所定給付日数(基本手当の支給を受けることができる日数)は、受給資格に係る離職の日における年齢、雇用保険の被保険者であった期間及び離職の理由などによって決定され、90日~360日の間でそれぞれ決められます。
受給期間の延長とは
失業保険をもらっている期間中にハローワークから紹介され公共職業訓練を受講すると失業保険(雇用保険)の受給期間は延長されます。原則として所定給付期間日数の2/3の受給日数を受け終わるまでに訓練を開始しないと訓練給付延長は受けられません
この訓練延長給付は、以下の3つの期間に適用されます。
- 訓練などを受けるために待機している期間
- 訓練などを受講している期間(最長で2年)
- 訓練などの終了後に再就職が困難な期間(最長30日)
職業訓練は3カ月、6カ月のコースが多く設定されていますが、若年層向けのコースには1年または2年間受講するコースも開設されています。この制度を上手に利用すると、本来の所定給付日数が90日しかない人も元の日数に加えて職業訓練を受給する期間分だけ支給日数が延長されることになります。
受講手当とは
受講手当は、受給資格者が公共職業安定所長の指示した公共職業訓練等を受ける場合に支給されます。支給の対象となるのは、基本手当の支給の対象となる日のうち公共職業訓練等を受けた日です。
受講手当の日額は500円です。受講手当の上限額は20,000円です。
通所手当とは
通所手当は、受給資格者の住所又は居所から公共職業訓練等を行う施設へ通所するために交通機関、自動車等を利用する場合に支給されます。
通所手当の月額は通所方法によりますが、最高42,500円までです。
支給対象にならない日がある月については日割により減額して支給されます。
求職者支援訓練も対象に
雇用保険の受給資格者に対して公共職業安定所長が受講を指示する公共職業訓練等の対象に「求職者支援訓練」が追加されました。
これによって、雇用保険の受給資格者が求職者支援訓練の受講を開始する場合、訓練実施期間中に訓練延長給付(受給期間の延長)及び技能習得手当等(受講手当・通所手当)を受給することができるようになりました。