ポリテクセンター兵庫 電気設備技術科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
~住宅および工場内の電気工事や電気設備の保全ができる!!~
一般住宅から工場内の電気設備(高圧受電設備を含む)までの施工・保守に関する知識と技能・技術を習得します。また、自動制御装置等に使われるシーケンス制御回路の配線や太陽光システムの施工なども習得します。さらに、訓練終盤には、企業での職場体験(12日間)により実際の仕事を体験します。
訓練目標
- 住宅内電気設備及び工場内電気設備(高圧受電設備含む)を前提とした設計・施工および保守・管理ができる。
- シーケンス制御及びPC制御回路の設計・施工ができる。
訓練期間
- 7カ月
訓練内容 高圧受変電設備点検、太陽光システム工事など
1.電気設備工事Ⅰ
電気設備配線作業
2.電気設備工事Ⅱ
電気工事(ジョイントボックス加工作業)
3.高圧受変電設備点検
高圧受変電設備点検作業
4.シーケンス制御Ⅰ
制御盤配線作業
5.シーケンス制御Ⅱ
有接点リレーシーケンス回路中に制御専用のPC(FA制御専用プログラマブルコントローラ)を組込み、利用するための技能技術を習得します。
制御盤配線作業
6.太陽光システム工事
一般住宅用規模の太陽光発電システムに関する基礎知識を学び、システムのハードウェア構成や、屋根上の架台へのパネル取付が技能・技術を習得します。
太陽光システム施工
7. 職場体験
訓練の仕上げとして、訓練期間の終盤に職場体験があります。
実際の企業で実務を体験することで、しごとの流れや実作業等を理解し、現場力を習得します。
訓練に関する職種と仕事内容
- 電気工事作業者
電気工事作業者の仕事
電気工事作業者は、建物を建設または増改築するときに、電気の配線を行い、分電盤やコンセント、照明器具などを取付けて、電気が使える状態を作ります。また、修理や修復工事も行います。
電気工事作業は、まず、はじめに設計図に基づき、日程、人数、資材などの作業プランを立て、それを基に電線を通す配管と配線作業を行います。そして、作業が終わると誤りがないか確認や試験を行います。
作業では、災害の発生を防ぐための安全法令や基準を守らなければなりません。また、通常、数人のグループで行われるため、相互のコミュニケーションが重要となります。さらに、現場での作業は、天井裏や床下、ビルなどの高所、厳しい気象条件下の屋外などで行う場合があります。
キャリアアップするにしたがい、現場の作業だけでなく、施工管理、設計、積算などの仕事もします。