ポリテクセンター岡山 電気設備技術科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
電気工事と制御技術について習得し、企業実習を行うことにより、現場を肌で感じることができます。
電気分野で幅広く活躍できる実践的な技術者の育成を目指しています。
訓練全体(6ヶ月間)の目標人材像(訓練目標)
- 電気設備の設計・施工及び保守管理ができ、また電気設備の制御技術を理解し、保守作業及び構築ができる。
総訓練時間
- 705時間
訓練内容 電気配線工事、防災設備、空調設備など
(1)電気配線工事1
電気の知識(オームの法則)や工具の使い方を習得します。ケーブル工事などの電気工事に関する技能を習得します。
※電気工事の基礎的な技術、知識を習得します。
基礎を学び土台をしっかり作っておくと、資格取得にも役立ちます。
(2)防災設備、空調設備
ルームエアコンの据え付け、火災時に非常ベルを鳴らす設備の取り付け・点検。
※電線管工事に必要な管の曲げ、加工技術を習得します。
(3)シーケンス制御1
工場やビルなどで、機器を動かすために、多く使われる有接点シーケンスを習得します。
※一般に、工場設備はシーケンス制御(順序制御)が多く利用されています。
電気配線による制御方式(リレーシーケンス制御)を基礎から学びます。
(4)シーケンス制御2
エレベータや工場のラインで多く使われるPLC制御を習得します。
※PLC(Programmable Logic Controller)とは、生産現場等で使用されているコントローラーです。
ラダーチャートと呼ばれるプログラム言語を使用した制御プログラムの作成から運転までを勉強します。
(5)企業実習
工場、施工現場等において、業務を経験することにより、施工・保守に関する業務知識や実践力を習得します。
(6)フォローアップ訓練
企業実習における課題や疑問点について解決し、実務における問題解決の手法を習得します。
訓練に関する職種と仕事内容
電気工事、制御盤組立・配線
電気技能者の仕事
一般家屋などの電気設備工事の新設・リフォームの仕事
工場などの生産設備を自動的に動かす電気制御・空気圧制御機器のメンテナンス、制御回路組立、設計の仕事
病院やテナントビルなどの電気設備工事や保守・管理の仕事
訓練により就職可能な主な仕事
- 電気工事
- シーケンス制御
- 電気設備保守・管理
- 生産・製造現場に関連したネットワークエンジニア