福岡県で職業訓練の機械CADコース・建築CADコースでは、ポリテクセンター福岡(北九州市八幡西区穴生3-5-1)の建築システムCAD科で、CADスキルに加え建築および建築設備スキルに合わせて積算と見積に関する知識も習得し、CADオペレータ、積算・見積等で就職を目指す方を対象としたコースです。
ポリテクセンター福岡 建築システムCAD科
CADスキルに加え建築および建築設備スキルに合わせて積算と見積に関する知識も習得し、CADオペレータ、積算・見積等で就職を目指す方を対象としたコースです。
建築の基礎知識を習得する
IT基礎を習得する
CADによる建築図面の描き方を習得する(RC造、木造)
給排水衛生設備の基礎知識を習得する
電気設備図面・配管設備図面の読み方を習得する
CADによる設備図面の描き方を習得する
建築工事における積算・見積の基礎知識を習得する
BIMによる建築空間の作成方法を習得する
CAD講座・CADオペレーターコースの学科と実技
1.建築図面と建築法規
建築図面の読み方、建築物の造り方、建築物に関する法律などについて学びます。
2.建築CAD(RC造)
AutoCADの操作方法と、鉄筋コンクリート造図面の作図方法を学びます。
3.T基礎・建築CAD(木造)
Word・Excelによる書類作成方法を学びます。また、Jw_cadを用いた木造図面の作図方法を学びます。
4.給排水衛生設備
建築物の給排水衛生設備と積算に関する基本知識、CADを用いた配管設備図の作図方法を学びます。
5.電気設備
建築物の電気配線工事に関する基本知識、CADを用いた屋内配線図の作図方法を学びます。
6.建築3D設計・積算と見積
BIMによる建築空間の作成方法を学びます。また、建築工事における積算・見積りに関する基本知識を学びます。
任意に取得できる資格
建築CAD検定試験
一般社団法人全国建築CAD連盟が実施する検定試験です。
建築用図面を「CAD」を使って描く技量を測るものです。
等級は準1級・2級・3級で構成され、社会から求めれる「実践型の実技試験」という点が大きな特徴です。(4級は高校のみ実施)
試験は、自らの建築知識をもとに与えられた条件のもと、建築一般図を作成する実力を測るなど、CAD技術のみでなく基礎的な建築知識が必要です。
CS検定
コンピュータサービス技能評価試験(CS試験)
職業能力開発協会が実施する試験です。
等級は1級・2級・3級で構成され、実務作業を想定した試験内容です。
機械CAD・建築CAD、CADオペレーターのお仕事
CADの仕事は機械や部品、建築物の設計をCADデータに入力するオペレーション業務です。また図面データの修正などをパソコンのCADソフトを使って行うこともあります。
自動車、通信機器などあらゆる工業製品からアパレルの分野まで幅広くCADが必要とされていますから、活躍できる場が非常に広い職種といえるでしょう。また最近は設計図をもとに3次元アニメーションを制作するためのデータ加工やカタログ、パンフレット、さらにはプレゼン資料用に設計図や立面図を2次元加工する、といったようにCAD関連の仕事も多様化しており、メジャーなCADソフトが使いこなせる人であれば、スキルや経験は十分でなくても裾野の広い多彩な仕事にエントリーできるチャンスが広がっています。
身に付くスキルとステップアップ
一般的にスクールなどで学ぶCADソフトはAutoCADやJW_CADなどの汎用CADが多いと思います。建築現場などのCADではこれらの汎用CADが広く使われていますが、電気・電子・機械の現場で使用するCADは必ずしも汎用CADとは限りません。
たとえば機械設計の現場では「メカCAD」と呼ばれる機械用CADが使われることも多く、また電子部品の回路図などを扱う現場では電子系CADが使われます。もちろんCADの基本的な考え方としてはそれぞれ共通する点も多く、ひとつのCADソフトを習得しておけば、それ以外のソフトについての習熟度も早くなります。一般的なCADスキルを持つ人に対してOJTで高い専門スキルを身に付けられるよう養成しようという職場もたくさんありますから、積極的に取り組んでみてください。
CADオペレーター
CADオペレーターの職種は、機械系・建築系・電気系・土木系など分野が分かれます。
未経験の方でも、CADスクールや職業訓練校で基礎を学ばれた場合には就業いただけるチャンスがあります。資格よりも経験重視の職種ですが、実務未経験の方はCAD利用技術者基礎試験や3次元CAD利用技術者試験などを取得されるとアピールに繋がると思います。
分野や企業によって使用するCADツールが違いますが、3DCAD経験者は優遇されるお仕事が多く発生します。また、お仕事を進めるには、設計者との打合せなど関連部署とのコミュニケーション能力も重要視されます。
職業訓練と雇用保険の失業給付(基本手当・受講手当・通所手当)
基本手当とは
雇用保険の被保険者の方が離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職するために支給されるものです。雇用保険の一般被保険者に対する求職者給付の基本手当の所定給付日数(基本手当の支給を受けることができる日数)は、受給資格に係る離職の日における年齢、雇用保険の被保険者であった期間及び離職の理由などによって決定され、90日~360日の間でそれぞれ決められます。
受給期間の延長とは
失業保険をもらっている期間中にハローワークから紹介され公共職業訓練を受講すると失業保険(雇用保険)の受給期間は延長されます。原則として所定給付期間日数の2/3の受給日数を受け終わるまでに訓練を開始しないと訓練給付延長は受けられません
この訓練延長給付は、以下の3つの期間に適用されます。
- 訓練などを受けるために待機している期間
- 訓練などを受講している期間(最長で2年)
- 訓練などの終了後に再就職が困難な期間(最長30日)
職業訓練は3カ月、6カ月のコースが多く設定されていますが、若年層向けのコースには1年または2年間受講するコースも開設されています。この制度を上手に利用すると、本来の所定給付日数が90日しかない人も元の日数に加えて職業訓練を受給する期間分だけ支給日数が延長されることになります。
受講手当とは
受講手当は、受給資格者が公共職業安定所長の指示した公共職業訓練等を受ける場合に支給されます。支給の対象となるのは、基本手当の支給の対象となる日のうち公共職業訓練等を受けた日です。
受講手当の日額は500円です。受講手当の上限額は20,000円です。
通所手当とは
通所手当は、受給資格者の住所又は居所から公共職業訓練等を行う施設へ通所するために交通機関、自動車等を利用する場合に支給されます。
通所手当の月額は通所方法によりますが、最高42,500円までです。
支給対象にならない日がある月については日割により減額して支給されます。
求職者支援訓練も対象に
雇用保険の受給資格者に対して公共職業安定所長が受講を指示する公共職業訓練等の対象に「求職者支援訓練」が追加されました。
これによって、雇用保険の受給資格者が求職者支援訓練の受講を開始する場合、訓練実施期間中に訓練延長給付(受給期間の延長)及び技能習得手当等(受講手当・通所手当)を受給することができるようになりました。