ポリテクセンター福島 電気設備技術科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
電気設備工事・保守関連職種への再就職を目指すコースです。
電気設備工事に係る配線・制御等の技能を習得するための訓練を行います。
訓練全体(6か月間)の目標人材像(訓練目標)
- 電気工事の設計・施工について習得します。
- シーケンス制御及び消防設備の設計・施工について習得します。
総訓練時間
- 672時間
訓練内容 「電気配線工事、CAD活用技術」「シーケンス作業」など
1.「一般用電気設備工事 Ⅰ」
電気工事の基本となる、電気の基礎および法規を習得します。また、電気工事で使用する工具の使い方や配線作業の基礎を取得します。
2.「一般用電気設備工事Ⅱ」
電気工事作業として具体的に行われる金属管やビニールパイプの加工作業などを通して、各工事の基礎から習得します。
3.「電気配線工事、CAD活用技術」
一般住宅を想定して実践的な配線工事、照明器具、分電盤などの取付作業を行ないます。
CADを用いて、屋内配線図の作成を取得します。
4.「シーケンス作業」
シーケンス制御実習盤で信号機回路などを作成し、自動販売機や全自動洗濯機など各種の機械を動かす基を習得します。
5.「PC制御/動力応用設備」
制御盤でモーターを動かす実習を通して、エレベータや工場などにおける工作機械を操作するための制御を習得します。
6.「消防設備工事/空調設備(機器施工)」
火災発生を自動で知らせる自動火災 報知設備などの消防関連法規を学び、自動火災報知設備の設置、点検作業の実習で習得します。
また、空調設備(エアコン)の仕組み、取り付け方法及び取り外し方法について習得します。
受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
当該訓練分野が未経験の方でも、下記のような関連職種に就職されています。
(ただし、必ずしも下記のとおり就職できるとは限りませんので、ご了承願います。)
(前職) (修了後の職種)
・機械設計 → 通信設備工事
・飲食店員 → 電設資材卸・販売
・製造業 → 電気工事士
・一般事務 → 電気工事士
訓練に関する職種と仕事内容
電工
電工の仕事
電工の仕事は大きく、電気を供給する側の外線工事と需要する側の内線工事に分けられます。当センターで学ぶ内容は、住宅や事務所等の電気の需要場所に対し、電線やケーブルの配線、スイッチやコンセント、照明器具などの取り付けを行い、電気を安心・安全に使うことのできる環境を作る内線工事の仕事です。
工事は、災害の発生を防ぐため、関係法令や技術基準を守らなければなりません。
作業は通常、数人のグループ作業が多く、相互のコミュニケーションが重要です。
また、建物の天井裏や床下での作業、高所および屋外での作業や、厳しい環境・気象条件の中で行う場合もあります。
キャリアアップしていくに従い、現場だけでなく、施工管理、設計、積算などの仕事もします。