ポリテクセンター石川 電気設備技術科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
電気に関する基礎知識を学び、電気設備の施工とメンテナンスに必要な技能・技術を習得します。
(導入訓練から受講すると、専門的訓練の受講前に、ものづくり分野に必要な基本スキルを習得できます。)
訓練全体(7ヵ月間)の目標人材像(訓練目標)
- 通信設備・防災設備の設計・施工ができる。CADによる屋内配線図作図技能を習得する。
- 電気設備工事ができる。シーケンス制御機器の設計・作成ができる。
総訓練時間
- 導入訓練87時間 + 本科訓練671時間
訓練内容 「電気工事の施工と法規」「高圧受変電設備・シーケンス制御盤組立」など
1.「通信設備工事」
電気通信の工事担任者に求められる電気理論と通信の基本知識から、LAN 構築に関するハードウェア構成・光ファイバ・無線などに関する専門知識と、実際の施工・保守技術、システム環境設定などに関する技能を習得します。
2.「空調設備工事・消防設備工事」
エアコン取付と冷媒・管の取扱いなど空調設備工事の知識と技能を習得します。また、消防設備士第4 類・7 類に区分される自動火災報知機と漏電火災警報器について、消防法令で規定される施工方法と消防設備の点検方法を習得します。
3.「CAD活用技術・PLC制御」
電気設備の施工では図面を読む能力が求められます。
電気設備の配電理論と配線図面の読み方、書き方を学び、汎用フリーソフトのJW-CAD の操作方法を身につけ、住宅における屋内配線図面の設計・製図を習得します。また、PLCによる自動化制御技術を習得します。
4.「電気工事の施工と法規」
電気に関する基礎理論、配電理論および配線設計、電気工事の施工方法、検査方法、保全、電気関係法規に関する知識を習得します。また、工具の使用方法、電線接続法、絶縁保護など、電気工事に関する知識と技能を習得します。
5.「電気配線工事と安全衛生」
屋内配線を想定したケーブル工事・金属管・合成樹脂管・引込口配線等の様々な工事形態を実習しながら、電気配線工事を習得します。
また、安全衛生法に則した電気取扱いに係る特別教育を行ない、電気の危険性を理解します。
6.「高圧受変電設備・シーケンス制御盤組立」
受変電設備(キュービクル)の構成と高圧機器について理解し、保安点検の各種試験に関する技能及び関連知識を習得します。また、リレーシーケンス制御回路および制御盤の製作技術を習得します。
受講者の受講前の職種と修了後に就職した職種の例
電気設備が未経験の方でも、下記のような電気設備に関連する職種に就職されています。
(前職) (修了後の職種)
・調理師 → ビル設備管理
・ルート営業→ 電気工事
・接客販売 → 制御盤製作
訓練に関する職種と仕事内容
電気工事作業員