ポリテクセンター京都 CAD・CAMエンジニア科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
製造業における“ものづくり”のあらゆる場面で活用される機械製図に関する知識や、2次元CAD、3次元CADのオペレーション技術を習得します。さらにはNC工作機械による機械加工技術、CAD/CAMを活用した機械加工技術についても習得できるカリキュラムになっております。
訓練全体(6ヵ月間)の目標人材像(訓練目標)
- 主に設計に関わる技能・技術の習得
CADシステムによるデータ作成法を学ぶと共に、2次元CADを活用して機械部品の部品図および組立図の作図ができ、また、設計ツールとして3次元CADを効果的に活用できる。
- 主に製造に関わる技能・技術の習得
汎用工作機械での切削加工方法を学ぶと共に、NC工作機械による加工に関する技能および関連知識を習得し、所定の精度で加工できる。
総訓練時間
- 674時間(令和2年4月開講コースより)
訓練内容 「機械製図と2次元CAD」「マシニングセンタ作業」など
1.「機械製図と2次元CAD」
機械図面を描く為に必要知識であるJIS機械製図の基礎を学び、2次元CAD(使用ソフト:AutoCAD)を用いた機械部品の製作図を作成する上での基礎的な技能及び関連知識を習得します。
2.「2次元CAD応用」
機械図面を描く為に必要な機械要素の知識を習得し、2次元CAD(使用ソフト:AutoCAD)を活用して部品図、組立図等の機械図面作成能力を習得します。
3.「3次元CAD」
製造業における3次元CAD(使用ソフト:SolidWorks)の役割や考え方を理解し、製品形状を作成するための基本的な技能・技術を習得します。
3次元CADによる3Dモデリング
4.「NC旋盤作業」
測定器の取り扱い方、汎用旋盤の取り扱い及び基礎的な加工を習得します。
その後、NC工作機械の一つであるNC旋盤の全般を知り、基礎知識と加工プログラミング、作業手順など、加工に必要な知識を習得します。
5.「マシニングセンタ作業」
汎用フライス盤の取扱い及び基礎的な加工を習得します。
その後、NC工作機械の一つであるマシニングセンタの基礎知識と加工プログラミング、作業手順など、加工に必要な知識を習得します。
6.「CAM応用」
CAMシステム及びその周辺技術の全般を知り、操作とNCデータ作成方法と関連知識を習得します。
CAMによる加工の段取り(ツールパスの作成・加工シュミレーション)