ポリテクセンター愛媛 電気設備技術科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
住宅や工場で安心して電気を使うために、電気設備の施工方法を習得します。
また、火災感知器など私たちの生活を守る防災設備についても習得します。
訓練全体(6ヵ月間)の目標人材像(訓練目標)
- 電気設備工事ができる。
- シーケンス制御回路及びPC制御回路の設計・施工ができる。
総訓練時間
678時間(6ヵ月コース)
訓練内容 「電気配線工事」「CAD・エアコン・消防設備」
1.「電気の基礎」
電気の基礎知識
配線基礎知識
工具の使用方法
測定・法令
ケーブル配線工事
2.「電気配線工事」
電気設備の配管・配線工事
太陽光パネルの知識
3.「CAD・エアコン・消防設備」
2次元CADによる配線設計
エアコンの知識・取付
消防設備工事・点検
4.「自動化設備の基礎」
電気機器の基礎知識
有接点シーケンス制御(制御盤配線)
モーターの基礎知識・配線
設備の保全
5.「自動化設備の制御」
電気機器制御
生産ラインのPLCプログラミング
プログラムによるモーター制御
6.「LAN・高圧受変電設備」
ネットワークの知識(有線・無線LAN)
高圧受変電設備の知識
訓練に関する職種と仕事内容
電気工事士、消防設備士、設計(自動機設計・製作)、設備メンテナンス・保守、設備点検
電気設備技能者の仕事
【電気工事士】
電気配線図に従い、ケーブル・各種電線管を用いて照明器具やコンセントなどが使用できるように取り付ける工事をおこなう仕事です。また、コンピュータのネットワーク配線や防災設備、ホームセキュリティ機器の取り付け工事なども行います。一定の大きさ以上の電気を扱うためには国家資格である「第二種電気工事士」が必要になります。私たちの身近な電気を取り扱う需要の高い仕事です。
【消防設備士】
ビルや病院など一定規模以上の施設には火災が起こった場合に迅速な対応が求められるため消防設備の設置が義務付けられています。消防設備士はこれらの防災設備の工事・点検などを行います。最近では一般家庭にも防災機器の設置が義務付けられ、ますます活躍の場が広がっています。
【設備メンテナンス・保守】
ビルや病院などの施設では安定した電気を安全に利用するため保守・管理作業が必要となります。施設によっては消防設備、ボイラー、空調設備など全般を見ることがあるため幅広い知識を持つことが求められます。
【自動機設計・製作】
工場で利用されている自動化機器の設計及び製作をおこなう仕事です。愛媛県では中予地方を中心に自動機を製作している企業が多くあります。入社後は配線作業を通して自動機の仕組み等を理解し、その後、設計や制御プログラムの作成などを担当することになります。