愛媛県で2年間の職業訓練(長期高度人材育成コース)では、保育士養成科を聖カタリナ大学短期大学部保育学科 (松山市北条660)に委託して実施しています。愛媛県では、子育て中の女性の方や非正規雇用の方等の学び直し、いわゆる「リカレント教育」を推進するため、短期大学又は民間専門学校に委託して、保育士の資格取得及び正社員就職を目標とする職業訓練を実施します。
保育士養成科 聖カタリナ大学短期大学部保育学科
愛媛県では、子育て中の女性の方や非正規雇用の方等の学び直し、いわゆる「リカレント教育」を推進するため、短期大学又は民間専門学校に委託して、保育士の資格取得及び正社員就職を目標とする職業訓練を実施します。
訓練 科名 | 保育士養成科(聖カタリナ大学短期大学部保育学科) 定員3名 |
訓練 場所 | 聖カタリナ大学短期大学部保育学科 (松山市北条660) |
募集 対象 | 公共職業安定所に求職申し込みをした者であって、公共職業安定所長の受講指示、受講推薦 又は支援指示を受けることができる者。 訓練期間中、雇用保険受給者は、雇用保険基本手当等を受給することができます。 |
費用 | 入校選考料、入校料、受講料は無料 自己負担額 約15万円程度(テキスト代:約30,000円、その他:約120,000円) |
選考 | 入校選考 書類選考、面接、一般常識試験 結果通知: 各受検者あてに郵送(合格発表日投函) |
保育士養成科は、ほかに、松山東雲短期大学保育科(松山市桑原3-2-1)、河原医療福祉専門学校こども未来科(松山市柳井町3丁目3-13)、今治明徳短期大学幼児教育学科(今治市矢田甲688)で実施されます。
カリュキュラム
1年次
保育の基礎の学びと実習
前期は保育の基礎科目を履修し、講義と実技をバランスよく学びます。後期になるといよいよ現場実習がスタート。幼稚園や保育所、施設で行われる実習で、大好きな子どもたちとたくさん触れ合えます。
主な科目
- キリスト教倫理学I
- 暮らしのなかの憲法
- 情報処理入門
- 教育原理
- 教育心理学
- 保育者論
- 保育原理
- 子どもと健康
- 子どもと人間関係
- 子どもと言葉
- 子どもと音楽表現
- 子どもと造形表現
- 子どもと身体表現
- 指導法(環境)
- 発達心理学
- 子ども家庭福祉
- 乳児保育I
- 特別支援教育総論
- 子どもの保健I
- 教育実習
- 保育実習I
- 保育実習指導I
- ピアノ表現I
- 社会福祉
- 社会的養護I
2年次
現場実習とグループ演習
前期は1年次の実習を発展させて、2度目の実習を行います。同時に、この前期から卒業後の進路を意識しながら学びの総まとめへと入ります。いよいよプロの保育者への扉が開いていきます。
主な科目
- 宗教学
- キリスト教倫理学II
- 保育内容総論
- 指導法(音楽表現)
- 指導法(身体表現)
- 指導法(造形表現)
- 教育社会学
- 教育方法論
- カリキュラム総論
- 教育情報リテラシー
- 保育・教職実践演習(幼稚園)
- 家庭支援の心理学
- 子どもの食と栄養A・B
- 子育て支援
- 教育実習
- 保育実習II・III
- 保育実習指導II・III
- ピアノ表現II
- 社会的養護II
聖カタリナ大学短期大学部保育学科 アクセス
聖カタリナ大学短期大学部保育学科 (松山市北条660)
専門学校・短期大学に入校する「保育士養成科」などの長期高度人材育成コースとは
長期高度人材育成コースとは、保育士などの国家資格を取得するために専門学校・短期大学に入校し、大半のコースでは一般学生とともに、学科と実技を2年間(1年間コースもあり)かけて受講することで、国家資格取得や高い職業能力を習得し正社員就職を目指す職業訓練(ハロートレーニング)です。
対象となる方は、概ね55歳未満の方で、非正規雇用でお仕事をされていた方や、出産・育児等でお仕事にブランクがある方等です。
受講料無料ですが、テキスト代・実習演習材料費等(コースにより数万円から十数万円など)は自己負担となります。
また、訓練受講開始日において、雇用保険の受給資格のある方又は受給中の方で、条件を満たす方は「失業保険の受給期間の延長」の対象になります。
4月入校の職業訓練ですが、都道府県によっては数ヶ月前(12月ごろ)からの募集・選考もあるため、在職中の方も応募可能ですが、入校日前に離職していることが必要です。
失業保険の受給期間の延長
失業保険をもらっている期間中にハローワークから紹介され公共職業訓練を受講すると失業保険(雇用保険)の受給期間は延長されます。原則として所定給付期間日数の2/3の受給日数を受け終わるまでに訓練を開始しないと訓練給付延長は受けられません
この訓練延長給付は、以下の3つの期間に適用されます。
- 公共職業訓練などを受けるために待機している期間
- 公共職業訓練などを受講している期間(最長で2年)
- 公共職業訓練などの終了後に再就職が困難な期間(最長30日)
公共職業訓練は3カ月、6カ月のコースが多く設定されていますが、国家資格等を取得するために1年または2年間受講するコースも開設されています。この制度を上手に利用すると、本来の所定給付日数が90日しかない人も元の日数に加えて公共職業訓練を受給する期間分だけ支給日数が延長されることになります。
愛媛県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
ものづくり系のコースは、県立の職業訓練校(愛媛県立産業技術専門校)では、1年・2年の普通課程は4月入校(10月からの募集)となり、独立行政法人の職業訓練校(ポリテクセンター愛媛)が、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
また、愛媛県の長期高度人材育成コース(4月から2年間)は、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
公共職業訓練(愛媛県立産業技術専門校など)の募集
愛媛県立産業技術専門校では、1年・2年の普通課程は4月入校(10月からの募集)になります。
4月入校の募集は、前期試験(9月)・中期試験(11月)・後期試験(1月)と募集予定はありますが、前期試験で定員を満たした訓練科については、中期試験以降の選考試験はありません。
また、宇和島校では短期課程としては、10ヶ月コースの5月入校(11月からの募集)や、2ヶ月コース(開始6・9・1月、募集3・6・10月)があります。
5月入校の募集は、前期試験(11月)・後期試験(3月)と募集予定はありますが、前期試験で定員を満たした訓練科については、後期試験はありません。
公共職業訓練(ポリテクセンター愛媛)の募集
ポリテクセンター愛媛では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、1ヶ月前ぐらいに選考があります。申込み期間中に、説明会もありますので、説明会にも参加しましょう。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
愛媛県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は各校の開講日の2週間前ぐらいに実施されます。訓練開始日は、各校それぞれのため、募集期間も違っています。
求職者支援訓練(愛媛労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
愛媛県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は各校の開講日の2〜3週間前ぐらいに実施されますが、開講日の1週間にほど前が選考日という講座もあります。訓練開始日は、各校それぞれのため、募集期間も違っています。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成コースなどの募集
愛媛県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成コース・保育士養成コース・栄養士養成コース・調理師養成コース・准看護師養成コース・看護師養成コース・歯科技工士養成コース・二級建築士受験資格取得コース・自動車整備士養成コース・IT技術者養成コースの募集があります。