ポリテクセンター宮崎 電気設備技術科
訓練の概要(習得できる技能)
電気設備技術科では、次の内容を訓練します。
電気工事分野では住宅配線工事、太陽光発電工事、消防設備工事の技術を、通信工事分野ではテレビアンテナ工事、LAN(ネットワーク)工事の技術を、また、電気制御分野ではシーケンス制御、PLC制御、電気保全の技術を、さらにCAD(電気配線図作成)、ワープロ・表計算の処理能力を習得します。
訓練全体(6ヵ月間)の仕上がり像(訓練目標)
電気設備工事ができる。
シーケンス制御及び消防設備の設計・施工ができる。
総訓練時間
676時間
訓練内容 「CAD活用技術・住宅電気設備施工」「シーケンス制御技術」など
1.「一般用電気設備工事作業Ⅰ」
電気の取扱いにおける基本事項を学び、各種配線・接続方法を習得します。
2.「一般用電気設備工事作業Ⅱ」
「一般用電気設備工事作業Ⅰ」の訓練を基に、作業板への電気配線を行い、各種電気工事の技能・技術を習得します。
3.「CAD活用技術・住宅電気設備施工」
CADを用いた配線図の作成方法を習得します。また、家庭用エアコンの取り付けや太陽光発電など住宅に付随する電気設備の技能・技術を習得します。
4.「アプリケーションソフト活用・消防設備工事」
WordやExcel等のパソコン操作を習得します。また、消防設備(第4類)に関する知識・技術を習得します。
5.「シーケンス制御技術Ⅰ」
交通信号機やエレベータなど身近に使われている電気制御(シーケンス制御)に関する知識・技術を習得します。
6.「PC制御・通信設備工事」
パソコンを用いた電気制御(PLC制御)に関する知識・技能を習得します。また、テレビアンテナ工事やLAN工事など家庭の中で使用されている通信設備工事に関する知識・技能を習得します。
訓練に関する職種と仕事内容
電気工事作業者、電気通信技術者、弱電技術者
電気工事作業者の仕事
電気工事作業者は、建物を建設する時に、電気の配線を行い、分電盤やコンセント、照明器具などを取付けて、電気が使える状態を作ります。また、修理や修復工事も行います。
電気工事作業者は、まず、設計図に基づいて、日程、人数、資材などの作業プランを立てます。
そして、設計図を基に、電線を通す配管と配線を作ります。木造建造物の場合は、天井や壁に主な配管を行い、そこからコンセントやスイッチに通じる配線を行います。
作業は、一般的に通常、数人のグループで行われるため、相互のコミュニケーションが重要です。
また、現場では、天井裏や床下での作業、ビルの場合は、高所での野外作業や、厳しい気象条件の中で行う場合もあります。
キャリアアップしていくに従い、現場だけでなく、施工管理、設計、積算などの仕事もします。
作業が終わると、誤りがないか確認や試験を行います。