岩手県では、各市町村で子育て支援員研修が実施されています。陸前高田市で地域保育コースの研修があったり、また、八幡平市、滝沢市、雫石町及び矢巾町は4市町合同で地域保育コースの研修があります。釜石市では、小規模保育事業、一時預かり事業及び子育て援助活動事業(ファミリー・サポート・センター)等に従事可能な子育て支援員研修(地域保育コース)を開催しています。
岩手県子育て支援員研修
岩手県では、各市町村で子育て支援員研修が実施されています。
(研修全般に関する問合せ)陸前高田市福祉部子ども未来課
陸前高田市福祉部子ども未来課子育て支援係
電話:0192-54-2111
陸前高田市 令和4年度子育て支援員研修(地域型保育コース)
申込期限:令和4年5月23日(月曜日)まで(郵送可、郵送の場合5月19日までに投函)
定員・募集対象者
10名程度
市内に在住またはお勤めの18歳以上の方(高校生は除く)で、保育や子育て支援等の仕事に関心があり、仕事に就きたい方が対象です。各研修の全日程受講可能な方がお申込みいただけます。
研修会場
陸前高田市役所及び市内公立保育所
受講料
無料(別途テキストを購入。テキスト代:2,750円(税込))
研修内容 | 実施日 | 会場 |
地域型保育コース 基本研修 | 令和4年6月4日(土曜日)9時~17時 | 陸前高田市役所 市民交流スペース |
地域型保育コース 専門研修1・2 | 令和4年6月11日(土曜日)9時~17時 令和4年6月18日(土曜日)9時~17時 令和4年6月25日(土曜日)9時~18時30分 | 陸前高田市役所 市民交流スペース |
地域型保育コース 市内保育所での見学実習(1日目) | 令和4年6月6日(月曜日) ~令和4年6月24日(金曜日)までのうち2日間 9時~17時 | 市内の公立保育所 |
地域型保育コース 市内保育所での見学実習(2日目) | 令和4年6月6日(月曜日) ~令和4年6月24日(金曜日)までのうち2日間 9時~17時 | 市内の公立保育所 |
(研修全般に関する問合せ)八幡平市、滝沢市、雫石町及び矢巾町
八幡平市地域福祉課児童福祉係
電話:0195-74-2257
滝沢市健康福祉部児童福祉課
電話:019-656-6519
雫石町子ども子育て支援課
電話:019-692-6477
矢巾町子ども課子育て家庭支援係
電話:019-611-2772
八幡平市、滝沢市、雫石町及び矢巾町 令和3年度子育て支援員研修
申込期限:令和3年6月 30 日(水)(郵送による場合は申込締切日までに必着)
定員・募集対象者
20名程度(各市町ごとに5名程度)
八幡平市、滝沢市、雫石町及び矢巾町に在住の方で、育児経験や子育てを専門とする職業経験などを有し、地域において子育て支援の仕事に関心を持ち、保育や子育て支援分野に従事することを希望する方及び参加市町内の保育施設に既に従事している方。
研修会場
矢巾町公民館
受講料
研修参加費は無料
研修会で使用するテキストの購入を希望する方は、テキスト代 2,700 円(税込)
テキストは、中央法規「子育て支援員研修テキスト第2版」
研修内容 | 実施日 |
地域保育コース 基本研修 | 7月 31 日(土)9:30~16:30 |
地域保育コース 専門研修1・2 | 8月7日(土)9:30~16:30 8月 21 日(土)9:30~16:30 9月 11 日(土)9:30~16:30 10 月2日(土)9:30~15:30(心肺蘇生法) |
見学実習 各申込先市町内の保育施設で実施 | 8月から9月までの間で2日間実施 |
(研修全般に関する問合せ)釜石市保健福祉部子ども課
釜石市保健福祉部子ども課次世代育成係
電話:0193-22-5121
釜石市 令和3年度子育て支援員研修
申込み受付期間:令和3年10月8日(金)
定員・募集対象者
5名程度
市内在住または市内幼児教育施設に勤務している方で、研修終了後、市内の保育施設でみなし保育士として従事できる・子育て支援センターに従事できる・小規模保育事業・一時預かり事業に従事できる・ファミリー・サポート・センターのサポーターとして託児ができる(有償ボランティア)方。
受講料
研修参加費は無料
テキスト代 2,750 円(税込)
研修内容 | 実施日 | 会場 |
地域保育コース 基本研修 | 11月13日(土) | 小佐野コミュニティ会館 |
地域保育コース 専門研修・共通 | 11月20日(土)・11月27日(土) | 鵜住居公民館 |
地域保育コース 専門研修・地域型保育 | 12月4日(土) | 鵜住居公民館 |
地域保育コース 専門研修・ファミサポ | 11月28日(日) | 鵜住居公民館 |
実習 | 令和3年11月22日(月)~12月3日(金) のうち2日間 | 市内幼児教育施設 |
研修内容(研修コース・カリュキュラムなど)
(スケジュール例) 子育て支援員研修(基本研修・専門研修1・2・3)
(1)基本研修:2日間
(2)専門研修1(共通科目):3日間
(3)専門研修2(地域型保育事業):1日間
見学実習:2日間
(4)専門研修3(一時預かり事業):1.5日間
子育て支援員が働く施設は、保育園から子育て支援センターと幅広いことから、各施設の特徴に応じた内容を学ぶ、専門研修が設けられています。基本研修と専門研修とはどのような資格研修なのでしょうか。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
基本研修
基本研修では、子育て支援の基盤を作るために、子育て支援員とはどんな役割を持つかや子どもへの関わり方について学ぶことができます。基本研修では、以下の8科目を合計8時間で学んでいきます。子育て支援に関する基礎的な知識・原理・技術・倫理を修得することで、子育て支援員としての自覚を持つことが目的となっているようです。
(1)子ども・子育て家庭の現状(60分)
(2)子ども家庭福祉(60分)
(3)子どもの発達(60分)
(4)保育の原理(60分)
(5)対人援助の価値と倫理(60分)
(6)子ども虐待と社会的養護(60分)
(7)子どもの障害 (60分)
(8)総合演習(60分)
専門研修
専門研修では、子育て支援の各事業に関する特徴や専門的知識を学ぶことができます。
以下の4コースから自分の希望するコースを受講することが可能です。
<地域保育コース>地域型保育・一時預かり・ サポート センター
地域保育コースでは、共通科目と「地域型保育」「一時預かり事業」「ファミリー・ サポート・ センター」の3つの選択科目を受講することができます。
共通科目では乳幼児の発達や心理、安全確保など保育に関する基本的な理念と知識を学びます。
所要時間は12科目15~15.5時間となっています。選択科目ではいずれの科目も各事業の概要と理念、保護者対応などが学ぶことができます。科目によっては見学オリエンテーションが含まれることもあるようです。選択科目の所要時間はそれぞれ以下の通りです。
地域型保育:6科目6~6.5時間と2日以上の見学実習
一時預かり事業:6科目6~6.5時間と2日以上の見学実習
ファミリー・ サポート・ センター:4科目6.5時間
<地域子育て支援コース>利用者支援・地域子育て支援拠点
地域子育て支援では、対象となる事業の形態がさまざまあることから、3つのカリキュラムから1つを選んで受講します。カリキュラムの種類と所要時間は以下の通りです。どのカリキュラムも、各事業の概要と基本的知識を学び、事例検討などを通して理解を深めていくようです。
基本型:9科目24時間
特定型:5科目5.5時間(地域の実情に合わせて科目を追加する場合もあり)
地域子育て支援拠点事業:6科目6時間
<放課後児童コース>放課後児童クラブの理解
放課後児童クラブの理解、子どもの理解のための基礎知識、子どもの育成支援、安全・安心への対応などを学んでいくコースです。放課後児童クラブの補助員は、基本的に放課後児童支援員の業務全般を担っていくという考え方をもとに、新たな子ども観や現代の子育て環境の変化などを理解するための内容となっているようです。
研修の所要時間は、6科目9時間となっています。
<社会的養護コース>虐待を受けた児童などの社会的養護
「社会的養護の入口」として、社会的養護の基本的理念・知識・技術を学んでいくコースです。虐待を受けた児童などの社会的養護を必要とする子どもの理解といった、社会的養護の基本的な理解や支援技術などを学ぶことができます。
研修の所要時間は、9科目11時間となっています。
保育士との違い(国家資格か自治体認定研修か)
保育士との主な違いは、国家資格である保育士資格を取得しているかどうかです。
保育士として働くためには、保育士資格を取得している必要があります。一方子育て支援員の資格は、地方自治体が主体となって交付する自治体認定研修となるようです。そのため、保育園などで働く際には主に保育の補助業務を任されることが多いでしょう。
失業給付をもらいながら、4月から保育士を目指す(受講料無料)
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科
長期高度人材育成コース(2年間)とは、正社員就職を希望する非正規雇用労働者等が、安定した雇用環境への転換を図るため、短期大学や専門学校に入校し、必要なカリキュラム受講修了後、国家資格等を取得し、正社員就職へ結びつけるものです。この訓練は、各学校の空き定員を利用し、一般学生と訓練生が同じ教室で一緒に学ぶ形式の講座です。
岩手県の受講申込スケジュール
岩手県では、
令和5年度は、修紅短期大学・盛岡大学短期大学部・盛岡医療福祉スポーツ専門学校・北日本医療福祉専門学校で募集がありました。また、過去には専修大学北上福祉教育専門学校で募集がありました。
入校の募集選考は、毎年12月から3月にあります。
失業給付の延長(受給期間の延長)とは
公共職業訓練は3カ月、6カ月のコースが多く設定されていますが、若年層向けのコースには1年または2年間受講するコースも開設されています。この制度を上手に利用すると、本来の所定給付日数が90日しかない人も元の日数に加えて公共職業訓練を受給する期間分だけ支給日数が延長されることになります。
失業保険をもらっている期間中にハローワークから紹介され公共職業訓練を受講すると失業保険(雇用保険)の受給期間は延長されます。原則として所定給付期間日数の2/3の受給日数を受け終わるまでに訓練を開始しないと訓練給付延長は受けられません
この訓練延長給付は、以下の3つの期間に適用されます。
- 公共職業訓練などを受けるために待機している期間
- 公共職業訓練などを受講している期間(最長で2年)
- 公共職業訓練などの終了後に再就職が困難な期間(最長30日)