ポリテクセンター長野 建築CADデザイン科
訓練到達目標
- 建築、設備、住環境を理解し、CADソフトを利用した各種図面の作成ができる。
- 住宅の省エネルギー化と住環境に対応した住宅内装・電気設備・水廻りの施工ができる。
訓練内容 建築CAD実習 住宅内装施工など
建築概要・建築計画
住宅図面を設計するために必要な、建築構造、建築法規、住宅のプランニングに関する知識を習得します。
CAD操作だけではなく、住宅設計に必要な建築知識、設計計画技術を身に付けることで、より専門性の高い職種への就職を意識した内容も取り入れています。
住宅内装施工
住宅内装施工では、2畳ほどのブース内でカーペットタイルといわれる材料を用いて床仕上げのデザインや、壁紙による内装施工を学びます。
完成後は、作った空間からどのような印象をうけるか、質感、心地よさ、肌触りなど他の作成物と比較します。 設計・提案を職業にする上で、空間のイメージはとても大切な技能になります。それを経験する場として実習を通し学んでいきます。
住宅設備施工
水回りや照明の取り付など、住宅の設備に関する知識、施工に関する知識・技能を習得します。
給水・給湯の水回りモデルを作製したり、照明器具のスイッチやコンセントなどの取り付け方を学びます。
設備の知識を習得することで、建築のつくり方に関する理解が深まり、快適な住空間を提案できるようになります。
建築CAD実習
CADによる図面作成では、JwCADとAutoCADという2つのソフトを用いて図面作成を行います。期間は、およそ3ヶ月間で、その中でもJwCADをメインに訓練します。
AutoCADでは、基本操作から鉄筋コンクリート造の図面作成方法を学びJwCADでは、基本操作から応用操作を学び木造住宅図面の作成方法を学びます。
建築設計実習
敷地の選定からはじめ、法規やデザインを検討して住宅設計を行います。
手書きでエスキスと呼ばれる設計図の下絵を描き、そのあとこれまでの授業で学んできたCADを用いて図面をつくりあげます。
建築設計はデザイン性だけでなく、建築基準法の検討も必要不可欠であり、実践的な住宅設計の仕方が学べる内容になっています。
情報活用(ビジネスソフト)
ワードは入力、編集、文書レイアウトから表、画像の扱い方などを習得します。
エクセルは関数、表作成、データベース、マクロなど基本から応用まで幅広い内容となっています。
パワーポイントは入力、編集、レイアウト方法などの基本操作からアニメーションなどの効果的な使い方、プレゼンテーション方法などを習得し、作成したプレゼン資料を発表する機会も設けています。
訓練に関連する主な職種と仕事内容
主な就職事例
・建築設計・設備設計
・CADオペレータ
・住宅設備機器等の営業・販売
・ショールームスタッフ
・一般事務
仕事内容
建築設計には意匠設計、構造設計、設備設計の分野があり、各々を専門とする建築設計事務所があります。依頼主の希望と予算を基に、諸条件を勘案しながら依頼主が望む建物を計画し、建物が建つために必要な図面を作成します。
任意に取得できる資格 訓練コースに関連する分野の資格の一例
・建築CAD検定
・インテリアコーディネーター
・コンピュータサービス技能評価試験(CS試験)
「ワープロ部門2級」「表計算部門2級」(中央職業能力開発協会)
※ただし合格を保証するものではありません