長野県で2年間の職業訓練(長期高度人材育成コース)では、栄養士養成科を長野女子短期大学(長野市三輪 9 丁目 11‐29)に委託して実施しています。食生活に関する関心が社会的に高まっている中、「栄養士(国家資格)」を取得し、食や健康のスペシャリストとして再就職を目指します。
栄養士養成科 長野女子短期大学
食生活に関する関心が社会的に高まっている中、「栄養士(国家資格)」を取得し、食や健康のスペシャリストとして再就職を目指します。
訓練 科名 | 栄養士養成科 (長野女子短期大学) 定員10名程度 |
訓練 場所 | 長野女子短期大学(長野市三輪 9 丁目 11‐29) |
費用 | 次の経費は無料(県が負担します) ① 入学金② 年間授業料(2年間) ③ 施設設備費(2年間)④ 実験実習費(2年間) 次の経費は個人でご負担いただきます(年間約15万円程度) ① 教科書・テキスト代② 勉学・生活する上で個人の所有、 もしくは個人に還元されるもの(実習着等) ③ クラス費、学生会会費、同窓会費、他諸費用等 ④ 納付に際し金融機関から求められる振込手数料 ⑤ 資格取得に係る経費⑥ その他必要な経費等 |
選考 | 選考場所 長野女子短期大学 選考 面接、小論文 結果通知:所定の日に直接通知(郵送) |
カリュキュラム
専門知識を追求し、人間としての人格も大きく育てます。生活科学の研究をより立体的・総合的に仕上げるため、1年次には将来社会人として必要な基礎的教養やマナーを身につける「教養科目」が設けられています。
また、2年次には専門性を高める「総合演習」が設けられており、担当教員の専門分野から、主体的に課題を選択して行います。
専門科目
食物栄養専攻としての専門性を深め、三つの資格取得のために必要な専門科目が適切に設けられています。
- 社会生活と健康 社会や環境との関係を理解し、保健・医療・福祉・介護システムの概要について修得する。
- 人体の構造と機能 人体の仕組みについて構造や機能を理解し修得する。
- 食品と衛生 食品の安全性を認識し、衛生管理の方法について修得する。
- 栄養と健康 栄養の意義と栄養素の代謝及び生理的意義を理解し、各種年代・各種疾患における食事療法について修得する。
- 栄養の指導 個人、集団及び地域レベルでの栄養指導の役割や、方法について修得する。
- 給食の運営 給食業務を行うために必要な食事の計画や調理を含めた技術を修得する。
- 各種資格取得に関する科目 フードスペシャリスト・健康管理士一般指導員の資格取得の為の必修科目を履修する。
- 基幹科目 短期大学での学びの作法・技法(アカデミック・スキル)の修得及び専門分野を横断して総合的な能力を養う。
長野女子短期大学 アクセス
長野女子短期大学(長野市三輪 9 丁目 11‐29)
専門学校・短期大学に入校する長期高度人材育成コースとは
長期高度人材育成コースとは、保育士などの国家資格を取得するために専門学校・短期大学に入校し、大半のコースでは一般学生とともに、学科と実技を2年間(1年間コースもあり)かけて受講することで、国家資格取得や高い職業能力を習得し正社員就職を目指す職業訓練(ハロートレーニング)です。
対象となる方は、概ね55歳未満の方で、非正規雇用でお仕事をされていた方や、出産・育児等でお仕事にブランクがある方等です。
受講料無料ですが、テキスト代・実習演習材料費等(コースにより数万円から十数万円など)は自己負担となります。
また、訓練受講開始日において、雇用保険の受給資格のある方又は受給中の方で、条件を満たす方は「失業保険の受給期間の延長」の対象になります。
4月入校の職業訓練ですが、都道府県によっては数ヶ月前(12月ごろ)からの募集・選考もあるため、在職中の方も応募可能ですが、入校日前に離職していることが必要です。
失業保険の受給期間の延長
失業保険をもらっている期間中にハローワークから紹介され公共職業訓練を受講すると失業保険(雇用保険)の受給期間は延長されます。原則として所定給付期間日数の2/3の受給日数を受け終わるまでに訓練を開始しないと訓練給付延長は受けられません
この訓練延長給付は、以下の3つの期間に適用されます。
- 公共職業訓練などを受けるために待機している期間
- 公共職業訓練などを受講している期間(最長で2年)
- 公共職業訓練などの終了後に再就職が困難な期間(最長30日)
公共職業訓練は3カ月、6カ月のコースが多く設定されていますが、国家資格等を取得するために1年または2年間受講するコースも開設されています。この制度を上手に利用すると、本来の所定給付日数が90日しかない人も元の日数に加えて公共職業訓練を受給する期間分だけ支給日数が延長されることになります。