沖縄県で2年間の職業訓練(長期高度人材育成コース)では、保育士養成科を沖縄福祉保育専門学校(沖縄県那覇市久米1-5-17)に委託して実施しています。厚生労働省指定新教育課程時間(1,125時間以上)厚生労働省指定の教育内容及び時間数に、訓練実施機関独自の科目や時間数を付加した総訓練時間概ね2,000時間のカリキュラムとなっています。
保育士養成科 沖縄福祉保育専門学校
保育所や児童養護施設などの児童福祉施設で児童の保育にあたる者。児童福祉法に定められた国家資格です。
訓練 科名 | 保育士養成科 (沖縄福祉保育専門学校) 定員17名 |
訓練 場所 | 沖縄福祉保育専門学校(沖縄県那覇市久米1-5-17) |
募集 対象 | 公共職業安定所に求職申し込みをした者であって、公共職業安定所長の受講指示、受講推薦 又は支援指示を受けることができる者。 訓練期間中、雇用保険受給者は、雇用保険基本手当等を受給することができます。 |
費用 | 入学金,授業料,実習費等は無料 自己負担額 17万円程度 |
選考 | 選考場所 各訓練実施機関 選考 筆記試験(国語)及び面接 結果通知:各訓練実施機関掲示板に掲示 |
カリュキュラム
厚生労働省指定新教育課程時間(1,125時間以上)
※厚生労働省指定の教育内容及び時間数に、訓練実施機関独自の科目や時間数を付加した総訓練時間概ね2,000時間のカリキュラムとなっています。
領 域 | 教育内容 | 厚生労働省指定時間 |
教養科目 | 憲法・情報リテラシーと処理技術Ⅰ・英語コミュニケーション Ⅰ・健康科学・スポーツ(実技) | 135 |
保育の本質・ 目的に関する科目 | 保育原理・教育原理・こどもの家庭福祉・社会福祉論・こどもの家庭支援論・社会的養護Ⅰ・教職論(保育者論) | 210 |
保育の対象の 理解に関する科目 | 保育の心理学・こどもの発達と家庭支援・こどもの理解と援 助・こどもの保健・こどもの食と栄養 | 135 |
保育の内容・ 方法に関する科目 | 保育の心理学・こどもの発達と家庭支援・こどもの理解と援 助・保育の計画と評価・保育内容総論(保育所)・こどもの健 康とからだのしくみ・人とかかわる楽しさ・こどもを取巻くよ り良い環境・こどもと言葉遊び・こどもと楽しいリズム表現・ 乳児保育Ⅰ・乳児保育Ⅱ・こどもと造形・こどもの健康と安 全・障がい児保育・社会的養護Ⅱ・子育て支援 | 255 |
保育の表現技術 | 音楽表現論・造形表現論・表現とこどもの運道・こどもの指導 法「言語表現」 | 60 |
保育実習 | 保育実習Ⅰ・保育実習指導Ⅰ | 120 |
総合演習 | 保育実践演習 | 30 |
選択必修科目 | 保育に関する科目・保育実習Ⅱ又はⅢ・保育実習指導Ⅱまたは 保育実習指導Ⅲ | 180 |
沖縄福祉保育専門学校 アクセス
沖縄福祉保育専門学校(沖縄県那覇市久米1-5-17)
専門学校・短期大学に入校する「保育士養成科」などの長期高度人材育成コースとは
長期高度人材育成コースとは、保育士などの国家資格を取得するために専門学校・短期大学に入校し、大半のコースでは一般学生とともに、学科と実技を2年間(1年間コースもあり)かけて受講することで、国家資格取得や高い職業能力を習得し正社員就職を目指す職業訓練(ハロートレーニング)です。
対象となる方は、概ね55歳未満の方で、非正規雇用でお仕事をされていた方や、出産・育児等でお仕事にブランクがある方等です。
受講料無料ですが、テキスト代・実習演習材料費等(コースにより数万円から十数万円など)は自己負担となります。
また、訓練受講開始日において、雇用保険の受給資格のある方又は受給中の方で、条件を満たす方は「失業保険の受給期間の延長」の対象になります。
4月入校の職業訓練ですが、都道府県によっては数ヶ月前(12月ごろ)からの募集・選考もあるため、在職中の方も応募可能ですが、入校日前に離職していることが必要です。
失業保険の受給期間の延長
失業保険をもらっている期間中にハローワークから紹介され公共職業訓練を受講すると失業保険(雇用保険)の受給期間は延長されます。原則として所定給付期間日数の2/3の受給日数を受け終わるまでに訓練を開始しないと訓練給付延長は受けられません
この訓練延長給付は、以下の3つの期間に適用されます。
- 公共職業訓練などを受けるために待機している期間
- 公共職業訓練などを受講している期間(最長で2年)
- 公共職業訓練などの終了後に再就職が困難な期間(最長30日)
公共職業訓練は3カ月、6カ月のコースが多く設定されていますが、国家資格等を取得するために1年または2年間受講するコースも開設されています。この制度を上手に利用すると、本来の所定給付日数が90日しかない人も元の日数に加えて公共職業訓練を受給する期間分だけ支給日数が延長されることになります。
沖縄県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
ものづくり系のコースは、県立の職業訓練校(沖縄県立職業能力開発校)では、1年、2年のコースで4月入校(2月募集)となり、独立行政法人の職業訓練校(ポリテクセンター沖縄)が、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
また、沖縄県の長期高度人材育成コース(4月から2年間)は、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
公共職業訓練(沖縄県立職業能力開発校など)の募集
沖縄県立職業能力開発校では、1年、2年のコースで4月入校(2月募集)となります。
高校新卒対象のA日程は10月の募集で、求職者も対象になるB日程は2月の募集になります。
高校新卒者の募集人数は、普通課程10名程度、短期課程20名定員の科は6名程度、短期課程10名定員の科は3名程度で、定員からA日程選考試験の合格者を除いた人数がB日程の募集人数になります。
公共職業訓練(ポリテクセンター沖縄)の募集
ポリテクセンター沖縄では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、1ヶ月前ぐらいに選考があります。申込み期間中に、説明会もありますので、説明会にも参加しましょう。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
沖縄県の公共職業訓練である民間委託訓練では、前々月に募集し、前月初旬に選考日、訓練開始日は月初からです。
求職者支援訓練(沖縄労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
沖縄県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、開講日の1ヶ月前ぐらいまで募集があり、開講日の3週間前ぐらいが各校の選考日で、訓練開始日は毎月中旬です。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
沖縄県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・調理科(1年)の募集があります。