目次
ポリテクセンター奈良 建築CAD住環境コーディネート科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
お客様に最適な住環境施工計画を提案するため、木造住宅の全般的な知識やお客様志向のサービス技術、プレゼンテーション技法および、内装施工から省エネルギー住宅に関する基本的な技能・技術および知識を習得します。
訓練全体の目標人材像(訓練目標)
- 住環境を理解し、住宅改修の施工専門家と連携をとりながらクライアントに最適な住環境計画が提案できる。
- 住宅の省エネルギー化と住環境に対応した建設施工ができる。
実習家屋
総訓練時間
- 767時間(6月開講、12月開講)
- 674時間(4月開講、7月開講、10月開講、1月開講)
訓練内容 「建築製図・CAD」「電気(省エネ)設備施工」など
0.「ビジネススキル講習」(6月開講、12月開講のみ)
個人・グループワークを通して企業が求める能力を理解し、コミュニケーション能力・ビジネスマナー・自分を表現する技法・パソコンの基礎(文書作成)等について学習し、仕事と自分のマッチングを高めることを目指す講習で、6ヶ月の訓練の前に1ヶ月行います。
1.「建築知識」
木造住宅に関する基本的知識から建築法規や建築積算、建築一般構造まで幅広い知識を習得します。
2.「住環境改善提案」
お客様に対する住環境改善提案技術(顧客対応・プレゼンテーション能力)や改善提案に関する資料作成能力を習得します。
3.「建築製図・CAD」
各種図面の読解・作図能力、2次元CADの基本操作から図面作成手法までの知識・技能を習得します。
4.「内装施工」
内装(床・天井・壁)に関する知識・施工方法を習得します。
5.「電気(省エネ)設備施工」
住宅の電気配線および、省エネルギー設備(太陽光発電等)に関する技能・知識を習得します。
6.「水廻り施工」
木造住宅における給排水衛生設備に関する基本的な 技能・技術及び関連知識を習得します。
訓練に関する職種と仕事内容
一般的な職種名
営業・建築設計技術者・リフォームアドバイザー・インテリアコーディネーター・CADオペレーター・事務・不動産営業・建築大工
仕事内容
リフォームアドバイザー・インテリアコーディネーターの概要
- インテリアコーディネーターは消費者のニーズを的確に読みとって、「その人に合った斬新な生活様式」を提案するお仕事です。つまり、インテリアだけに留まらず、建築に関する幅広い知識と表現力が要求されることになります。
- 顧客が持っている生活様式に合わせてトータルな居住空間をプロデュースするだけではなく、現場を管理したり、見積もりも自分でできなくてはいけません。コーディネーターと呼ばれるためには、ただ単にインテリアに詳しいだけではなく、建築の知識がいるなど、生活様式を生み出す高い能力が必要となるわけです。
- インテリアコーディネーターは人と接する仕事です。つまり交渉力や協調性も重要になってきます。建築士や現場監督、施主などたくさんの人と関わりながら仕事を遂行していかなくてはなりません。お客様や現場管理する人間とのやり取りを調和する、という意味では人間関係に対するコーディネーターともいえます。
建築設計技術者の概要
- 学校や病院、劇場、デパート、ビルなど、さまざまな建物を、その用途に応じて、設計図をつくり、その設計図をもとに、建築現場で実際の作業員を指揮・監督するのが、建築設計技術者です。建築設計技術者は、一般的に、建設会社の設計部門や設計事務所などで働いています。
- 建築設計技術者の仕事は、建築物の設計図面を引く設計と建築現場での作業 員の指揮・監督する設計監理に分かれます。
- 建築設計技術者は、まず、建築設計の依頼を受けると、その規模や用途、予算などの条件に従って、基本設計し、設計平面図や模型などつくり、完成後の建物の姿を明らかにします。
- 次に、インテリアや材質といった、細かい部分を決める実施設計をします。平面図、立面図、断面図など、実際に建築するために、構造や設備の設計をして、必要な設計図を作成し、工事費用を割り出します。決められた予算内で、いかに依頼主の要望に合った建物にできるか、最も知識・技術が求められます。
CADオペレーターの概要
- 紙に描かれた図面は、そのままではデータとしての使い勝手がよくないため、これをパソコン上の製図ソフト(CAD)に入力し、データの修正や共有、保存といった管理がしやすくする。こうしてデータをCADに入力することによって、専用ソフトを使って立体図を眺めてみることもできるようになる。CADオペレーターはこのCADを操作して、さまざまな分野の設計図を作成する。
(「職業図鑑」より)