ポリテクセンター佐賀 住環境CAD科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
建築の基礎知識を理解し、福祉住環境計画、2次元CADによる住宅図面・設備図面の作成、3次元ソフト操作・模型製作等のプレゼンテーション技法、内装施工、改修の施工技術、安全衛生作業に関する知識や技能を習得します。
また、訓練修了時の目標人材像を2つ設定し、関連職種に幅広く対応できるようにしています。
訓練全体(6ヶ月間)の目標人材像(訓練目標)
- 建築業務において必要となる、建築概論、福祉住環境計画、法規等を理解し、2次元CADによる建築製図、建築模型・3次元モデルの作成等のプレゼンテーション技法を習得します。
- 住宅改修業務において必要となる、内装工事等の施工手順習得や2次元CADによる設備図面の作成等の知識と技能を習得します。
(下記写真の訓練課題例参照)
総訓練時間
- 680時間程度
訓練内容 建築CAD製図、住宅リフォーム施工など
1.住宅建築の基礎知識
お客様の要望を叶える建物を建てるためには、用途に応じた作り方やルールを知る必要があります。
ここでは、建物の基礎知識(建築物の構造・法律)、高齢者対応の住環境計画方法などを学びます。
2.建築プレゼンテーション技法
お客様にご納得いただくには、要望を立体的にわかり易く説明する必要があります。
ここでは、模型やパソコンを使ってイメージを伝える技術を学びます。
3.建築CAD製図
建物を建てるためには、いろいろな種類の図面が必要になります。 ここでは、パソコンを使って建物の間取りや外観の図面を作図する方法などを学びます。
4.住宅リフォーム施工
お客様の要望にあった部屋づくりを提案するためには、内装材料や工事の知識が必要です。
ここでは、自分たちで内装(床・壁・天井)工事をすることで、その知識・技能・手順などを学びます。
5.住宅設備の基礎知識と施工
快適で豊かな暮らしを実現するためには、設備(電気・衛生)が大きな役割を果たします。
ここでは、自分たちで設備(照明・コンセント、衛生器具)などの工事をすることで、その知識・技能・手順などを学びます。
6.設備CAD製図
住宅に設備(電気・衛生)の工事をするためには、基となる図面に様々な加工をする必要があります。
ここでは、パソコンを使って建物の間取り図を基にして、設備図面を作図する方法などを学びます。
訓練に関する職種と仕事内容
主な職種
建築設計・建築技術者(施工、施工管理)・住宅販売営業
建築設計・建築技術者(施工、施工管理)・住宅販売営業の仕事
- 建築設計
建築基準法や消防法などの各種関係法令に基づき、住宅やビルなどさまざまな建築物の設計図を描く仕事です。建設会社や住宅メーカー、設計事務所などで働いていることが多く、個人の事務所を開いている人も多数います。 - 建築技術者(施工、施工管理)
工事現場で図面に従って、材料の加工や組み立てなどの様々な専門的工事をする施工部門とそれら施工部門と建築設計を橋渡し、工事が図面通りに行われているか、品質管理が適切か、工期が守られるかなど施工を指揮・監督する施工管理部門があります。建築工事は様々な工事がかかわり合いながら進んでいきますので、各種専門性はもちろんのこと、業種を超えた幅広い知識が必要となります。 - 住宅販売営業
住宅や土地、オフィスビルなど不動産の分譲、賃貸、販売の仲介業務を行う仕事です。間取りや建築材料、施工方法、構造概要などの情報はもちろん、住宅購入における融資制度などについても説明し、住宅に関する幅広い知識を必要とします。