ポリテクセンター宮城 住宅CADサービス科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
住宅CADサービス科では、木造住宅の一般構造や法規などの基礎知識の他、パソコンを用いた図面作成や現地調査、耐震診断についての知識を習得できます。また、木造住宅の内装について実際に家屋へ施工いたしますので、壁や床などの構造や施工方法に関する知識を実践的な技術・技能とともに習得することができます。
訓練全体(6ヶ月間)の目標人材像(訓練目標)
- 木造住宅の構造を理解し、パソコンによる図面作成ができる。
- 木造住宅の調査・診断について理解し、耐震診断及び各種診断手法により建物診断ができる。
総訓練時間
- 673時間
訓練内容 「現地調査と図面作成」「木造住宅の建築工事」など
1.「木造住宅の基礎知識」
木造住宅の構造や施工方法、図面の読解、建築に関する法律などの基礎知識を習得します。
2.「CADによる図面作成」
パソコンを用いて図面を作成する際に用いられるCADについて、画面構成や操作方法などの基礎から建築図面の作成の実践までの知識、技能・技術を習得します。
3.「現地調査と図面作成」
リフォーム工事などを行う前に建物の構造や状況などを調査する現地調査について、測量機器の使い方や現地調査に関する図面の作成などの知識、技能・技術を習得します。
4.「木造住宅の建築工事」
大工工具の使い方を始めとし、一般住宅の内装(床・壁・天井)仕上げ作業を通して、木造住宅の構造に関する実践的な知識、技術・技能を習得します。
5.「3DCADによるプレゼンテーション」
建築シミュレーションソフトを用い、パソコンを活用したプレゼンテーションに関する知識、技能・技術を習得します。
訓練に関する職種と仕事内容
- CADオペレーター
- 設計補助
- 住宅販売営業
- 建築事務
建築技術者の仕事
建築技術者の仕事内容は多岐にわたりますが、大きく[設計]と[施工]に分けられます。
[設計]は建築物の用途や規模に応じて仕様を決めたり、図面を作成したりする仕事です。建物のデザイン(間取りや外観)の設計。地震や雨風に耐えられる構造の設計、配管や電気などの設備の設計などといった業務があります。
[施工]は設計図に基づき実際に工事を行って、建築物を完成させる仕事です。必要な資材や作業員の手配、工事の進行管理、完成した建築物の検査などといった業務があります。