ポリテクセンター三重 電気設備技術科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
一般住宅等の電気工事、電気設備CAD、ビル・工場等の電気設備の点検、工場ライン等の制御を学びます。
訓練内容 電気計測・ケーブル工事、PLC制御・エアコン取付けなど
1.電気計測・ケーブル工事
電気工事に関する基本的な知識として、電気理論、法規、図面の読み方を学び、各種測定機器の扱い方や実践的なケーブル配線工事を学びます。
2.電線管・引込み口工事
金属管や合成樹脂管による各種電線管を使用しての配線方法や電柱から住宅への配線方法(引込み口配線)を学びます。
3.配線設計・電気設備CAD・住宅配線
設計に関する基礎を学習し、住宅を想定した電気配線の設計から配線まで行い、住宅配線を学びます。
4.シーケンス制御
生産ラインの制御の基本としてシーケンス制御があります。この制御方法について部品を組み合わせ回路を作成しシーケンス制御を学びます。
※シーケンス制御・・・あらかじめ定められた順序または条件に従って、各段階を逐次進めていく制御
5.制御盤配線
ベルトコンベアを動かす制御回路を設計から盤加工、回路配線作業を通して制御盤作成を学びます。
6.PLC制御・エアコン取付け
複雑な制御回路には、制御の変更が簡単なPLC制御が用いられます。モーター等の制御を通してPLC制御を学びます。またエアコンの取付けも学びます。
※PLC・・・プログラムに従って逐次制御を行っていくコントローラーのこと
就職先職種の内容
電気工事
電気は私たちの生活に必要不可欠なものです。住宅、店舗、工場、ビルなどの電気設備を動かすための電気配線の工事や、電柱から建物へ電気を供給するための引込み工事を行う職務が電気工事です。
電気工事を行うには電気工事士免状が必要です。電気工事士免状には、主に住宅や小規模の店舗など比較的電力需要の
少ない建物の工事に必要な第二種電気工事士免状と、工場やビルなど大規模な建物の電気工事に必要な第一種電気工事士免状があります。
配電盤・制御盤組立
ベルトコンベアなど工場の生産ラインを制御する制御盤を製作します。鋼板あるいはプラスチック製の枠組みにスイッチ類、計器類、リレーなどの制御用部品を設計図・配線図に従って組み付け、配線し、通電試験を行って規格内に調整を行い、制御盤を完成させます。
生産設備のメンテナンス
工場の生産設備は、センサやモータなど多種多様な電気機器によって制御されています。これらの機器の点検作業、故障からの復旧作業などを行います。
ビル設備管理
室内の温度・湿度などの調整を行うために機械設備を運転、設備の保守・管理等を行います。就職するためには、電気工事士やボイラーなどの資格が必要になることもあります。
任意受験により資格取得が可能なもの
電気設備技術科は以下の資格に関連しています。希望者が多い場合は資格試験対策の補習も行っております。
第二種電気工事士
一般用電気工作物の電気工事の作業に従事することができます。(住宅など600ボルト以下の電圧を受電する設備)