ポリテクセンター和歌山 電気設備技術科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
屋内電気設備および防災設備の配線設計から施工、保守点検、管理業務に必要な技能と技術を習得します。
訓練全体(6ヵ月間)の目標人材像(訓練目標)
- 一般用電気設備及びその関連設備の施工、保守管理ができる
- 消防設備や空調設備、シーケンス制御を含む設備(配電盤等)など、建築物に付属する電気設備の施工・保守・点検などができる
総訓練時間
- 668時間
訓練内容 電気工事実習、空調設備、消防設備など
1.シーケンス制御
工場機械の制御に必要なシーケンス制御について学び、実際にモータを駆動させる回路を構築することで、制御に関する知識、技術及び技能を習得します。
2.PLC制御
PLCのプログラミング技術、通信技術等について実習をとおして学習し、大規模工場の自動化に必要な知識、技術および技能を習得します。
3.空調設備、消防設備
ルームエアコンの設置工事の実習をとおして、空調設備に関する知識、技術および技能を習得します。火災報知設備に関する点検・工事に必要な知識、技術および技能を習得します。
4.電気理論、電気関係法規
電気の基本的な理論、住宅の電気設備(スイッチ、コンセントなど)の取り付けに関わる法令について学び、電気工事の知識を習得します。
5.電気工事実習
実習をとおして、電気設備の施工方法について学び、電気工事の実務に関わる知識、技術及び技能を習得します。
また、住宅の構造に関する基本的な知識についても学習します。
6.電気図面CAD
CAD(Jw_cad)を使用して、住宅図面や電気配線の読み方、描き方を習得します。また、電気用図記号からの拾い出し、積算の基礎も習得します。
訓練に関する職種と仕事内容
- 電気工事士
- 電気工事作業者
電気工事作業者の仕事
- 電気工事作業者は、建物を建設又は増改築するときに、電気の配線を行い、分電盤やコンセント、照明器具などを取付けて、電気が使える状態を作ります。また、修理や修復工事も行います。
- 電気工事作業者は、まず、設計図に基づいて、日程、人数、資材などの作業プランを立てます。
- そして、設計図を基に電線を通す配管と配線作業を行います。作業は、災害の発生を防ぐための、安全法令や基準を守らなければなりません。
- 作業は通常、数人のグループで行われるため、相互のコミュニケーションが重要です。
- また現場では、天井裏や床下での作業、ビルの場合は高所での屋外作業や、厳しい気象条件の中で行う場合もあります。
- キャリアアップしていくに従い、現場だけでなく、施工管理、設計、積算などの仕事もします。
- 作業が終わると、誤りがないか確認や試験を行います。